9日午前7時40分ごろ、大阪湾の淀川河口付近で「クジラが迷い込んでいる」と第五管区海上保安本部(神戸市中央区)に通報があった。
大阪海上保安監部によると、大阪市西淀川区の阪神高速湾岸線・中島パーキングエリアから南西約150メートル付近で、泳いでいる体長約8メートルのクジラが泳いでいるのを確認した。
翌10日には、発見時の位置から沖に向かって南西約100メートル移動し、発見から4日が経過した12日も潮を吹きながら回遊している。
大阪海上保安監部は連日、早朝から日没まで小型巡視艇を派遣。クジラが上流へ向かわないよう、監視を続けているが、無理に誘導せず、関係機関と調整を取りながら対応するとしている。
淀川河口付近にクジラが現れるのは珍しく、発見されたのは迷い込んだマッコウクジラとみられる。