■保管方法について
皆さん、保管年数や枚数に応じて収納方法を工夫しているようで、100円均一アイテムを活用しているという例も。大阪市港区のCさん(10年分保管中)は「百均のハガキケースに1年ごとに入れて」、和歌山県御坊市の54歳のリスナーは「100均の、1ページにハガキが4枚入るクリアファイルに1枚づつ入れて」保管しているそうです。「ファイルに大事にしまいます。数も少ないから」(神戸市垂水区・Dさん)と、届いた年賀状を大切にしている人もみられました。
■処分方法について
シュレッダーにかける、数が少ないので破ったり切ったりして処分するという意見が大半でしたが、「捨てにくいのが、家族や子ども達などの写真付きの年賀状。破いて捨てるのもちょっとなぁと思ってずっと押入れにしまっています」(大阪府羽曳野市・Bさん)と、「写真付き年賀状」の処分に関する“お悩み”も寄せられました。
■年賀状じまい
30~40代で、すでに「年賀状じまい」を済ませたとの声もちらほら。奈良市の33歳のリスナーは「数年前から年賀状を書かなくなった」とのこと。兵庫県の40代のリスナーも、すでに年賀状じまいをしていて年賀状はほぼ届かないそうです。年賀状のやりとりを続けている方の中にも「昔は100枚以上ありましたが、今は50枚弱になってます」(和歌山県御坊市・54歳)と、年々枚数は減っているという意見が目立ちました。
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以上の声を受け、大阪を拠点に整理収納のアドバイザーとして活躍している「片付け+気持ち整理コンサルタント」の門野内絵理子さんに、年賀状の保管・処分、年賀状じまいについても詳しく教えてもらいました。
――年賀状の保管は「ファイルに収納」という意見が多く寄せられました。プロから見ていかがでしょうか?
【門野内絵理子さん(以下、門野内さん)】 リスナーのみなさん、それぞれに年賀状との付き合い方が明確で素晴らしいですね!
年賀状に限った話ではありませんが「そのモノが自分にとって、どんな存在なのか?」によって、保管期間も保管場所も変わってきます。そしてモノと自分との関係は時間と共に変化しますので、「前は大事だったけれど今は不要になった」「習慣として続けることが難しい」という自分の気持ちや状況、優先順位を自分自身に尋ねることも大切されてはいかがでしょうか。
そのうえで、ファイリングの手間が負担になれば「箱にまとめるだけ」「1年ごとに輪ゴムでまとめるだけ」とやり方を変化させ、逆にゆとりがあればアルバム風にファイリングして楽しまれてもよいのではないでしょうか。
収める場所は“忘れにくい” “探しやすい” “日常生活の邪魔にならない場所”で。ただ、日ごろからよく手に取られる方は、身近な場所へ収納されるのがいいですね。
――「写真付き年賀状は処分しにくい」という声もありました。処分方法や注意点について教えてください。