山でとれるくじら⁉ その正体は『イノシシ肉』 島根・美郷町では「ポトフ」「黒ビール煮込み」などに活用 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

山でとれるくじら⁉ その正体は『イノシシ肉』 島根・美郷町では「ポトフ」「黒ビール煮込み」などに活用

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 山でとれるくじら。いわゆる「山くじら」は、実は海で泳ぐくじらのことではなく、イノシシ肉の別名を指す言葉だ。島根県美郷町では、野生動物の生息環境を守りながらも、やむを得ず捕獲駆除されたイノシシを回収・処理し、地域資源として役立てる取組みが行われている。

島根県美郷町(画像提供:株式会社おおち山くじら)

 活用するイノシシ肉の調理法は、スライスしたモモ肉を軽く焼き、味付けは塩コショウとわさび、しょうゆのみというシンプルなもの。そのほか、イノシシ肉のポトフや黒ビール煮込みなど、さまざまな味わい方ができる。

イノシシ肉のポトフ(画像提供:株式会社おおち山くじら)
イノシシ肉の黒ビール煮込み(画像提供:株式会社おおち山くじら)

 イノシシ肉は、早い段階で血を抜き内蔵を除去するため、臭みはほとんどなく、上質な肉に仕上がっている。また、缶詰などの加工品には大きなブロック肉が入っていることがあるが、夏場に捕獲したイノシシを利用しているため、余分な脂が少なく高タンパクかつ低カロリー。じっくり時間をかけて煮込んでいるので、やわらかく食べやすい。

イノシシ肉のモモ肉(画像提供:株式会社おおち山くじら)

 美郷町は、中国地方最大の「江の川(ごうのかわ)」が流れている山間部の地域。特長は何といっても、大自然のなかでカヌー、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)などを楽しめることだ。また、アクアボール体験といったアクティビティも充実している。さらに、3~5月、9~11月は、運が良ければ絶景の雲海も楽しめるという。

LINEで送る

関連記事