2022年2月に発売されたドレッシング「社長に内緒で玉ねぎを入れすぎた 玉ねぎファンに贈るシャリシャリ玉ドレ」がSNSで話題に。オリーブオイルをベースに刻み玉ねぎがドッサリ入った、玉ねぎ好きにはたまらない逸品です。
しかし、同年11月に自主回収を発表。その理由はなんと、「商品を購入した社長が自宅で開栓したところ、中身が勢いよく噴出し商品不良が発覚した」というもの。「『社長に内緒』って本当だったの!?」「信頼できる企業だ」と、SNSではさまざまな反応がみられました。
商品開発から自主回収にいたるまでの間に、一体何が起きたのでしょうか……? 販売元の綿半ホールディングス本店(長野県飯田市)に話を聞きました。
――「社長に内緒」という商品名の通り、社長は本当にこの商品の開発を把握していなかったのですか?
その通りです。開発陣のアイデアを優先し、自由に企画・製造していたため詳細までは把握していませんでしたが、「社長に内緒」シリーズが発売されていることについては、社長も認知していました。
――社長が開発商品を把握していないケースはよくあることなのでしょうか。あるいは、こちらのドレッシングが特例なのでしょうか?
社長がすべての開発商品を把握しているわけでありません。挑戦をあと押しする社風で、日々、開発担当者が自由なアイデアを出しあって開発を行っています。
――「玉ねぎを入れすぎた」とのことですが、通常の玉ねぎドレッシングと比べてどのくらい違うのでしょうか?
当社比で1.5倍です。