同市では、ケアの負担軽減や解消を図るため、昨年の8月から18歳未満のこどもケアラーがいる世帯を対象に、一定期間ヘルパーを派遣する「ケアラー世帯への訪問支援事業」を開始。「こども・若者ケアラー 相談・支援窓口」や、区の保健福祉課(こども家庭支援室)に寄せられた相談のなかから、必要に応じてヘルパーを派遣する取り組みとなっている。
派遣期間は3か月以内で、費用は無料。支援内容は、食事の準備や後片付け、衣類の洗濯、補修、清掃、整理整頓に加え、生活必需品の買い物、児童の世話、育児環境の整備など多岐にわたる。公的サービスを活用するまでの、迅速な支援を行っている。
「こども・若者ケアラーのなかには、自分では気がついていない場合や、相談しにくいと感じている人もいる」と語るのは、神戸市こども家庭局家庭支援課長の水野祐司さん。「子どもが本来持っている権利を守り、孤独、孤立に陥ることがないように支援していきたい。第三者が気づいて相談するケースも大切なので、ぜひ広く、神戸市の取り組みを知ってほしい」と話した。
◇「こども・若者ケアラー 相談・支援窓口」
電話:078‐361‐7600
メール:carer_shien@office.city.kobe.lg.jp
※窓口での相談やメールでの相談も可。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2023年1月29日放送回より
◇「神戸市 こども・若者ケアラーへの相談・支援」について
【こども・若者ケアラーへの相談・支援】
◇『サンデー神戸』
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