誕生から四半世紀…壮大!斬新!今のJR京都駅と駅ビルの全貌を探る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

誕生から四半世紀…壮大!斬新!今のJR京都駅と駅ビルの全貌を探る

LINEで送る

この記事の写真を見る(12枚)

この記事の動画を見る

 そして新幹線が11~14番。でも次は15番ではなく、大きく飛んで30番から始まります。30番は、ハローキティと和モダンのデザインがかわいい特急「はるか」が入る関西空港行の専用ホーム。ちなみに30番線は0番線の延長上に設置されており、ホームの長さは558メートルになります。

9065 ホーム標
9034 はるか
特急「はるか」

 31番からは山陰本線を通る特急「はしだて」と「まいづる」の併結運転も発車。綾部駅で切り離されて、それぞれ天橋立と東舞鶴に向かいます。特急はこれ以外にも、京都駅では時間帯によって「きのさき」「くろしお」「ひだ」「びわこエクスプレス」などに遭遇することもできます。さらに32~33番は嵐山・亀岡方面への嵯峨野線の乗り場となります。

9051 特急はしだて・まいづる
特急「はしだて・まいづる」

 これらのホームの玄関口となるJR京都駅ビルは、高さ60メートル、東西に470メートルという壮大なスケールを誇ります。1877(明治10)年築の初代から数えて4代目となり、平安遷都1200年に合わせて計画されました。設計は国際指名コンペで安藤忠雄や黒川紀章など7人の作品の中から、「梅田スカイビル」なども手掛けた原広司さんの斬新なデザインが採用されました。完成当時は賛否がはっきり分かれる斬新なデザインが話題を呼んだものです。

 11階まで1直線につながるエスカレーターや171段の大階段は目を見張ります。グレーの大きなオブジェは空調や音響装置を内蔵しています。そして高さ45メートルにある空中経路を歩くと、眼前に京都タワーが迫ってきます。1964(昭和39)年完成のタワーの高さ131メートルは、当時の京都市の人口に合わせたとか。よく「和ロウソク見たい……」という声もありますが、実は京都の街を照らす灯台をイメージしているということです。

9150 空中経路
9174 タワー
京都タワー

 完成から26年目を迎えたJR京都駅ビル。凛とした空気に包まれる2月に京都を旅するのも乙なもの。ぜひ完成から4半世紀を迎えた京都駅ビルも改めてじっくり散策してみてください。きっと新しい発見がいっぱいあるはずです。(羽川英樹)




【『羽川英樹ハッスル!』番組ブログ】
【鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」アーカイブ】
【鉄アナ・羽川英樹の出発進行(YouTubeチャンネル)】

LINEで送る

関連記事