多彩な図柄、情報媒体でもあった器「印版手」がズラリ 大阪歴史博物館が特別企画展 3月21日(火・祝)まで

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 そのほか大阪の「瀬戸物町」(現在の大阪市西区)で、明治末期から昭和10年代にかけて発行された陶磁器業界紙「陶業時報」も初公開。同紙には、当時の陶磁器における消費地と生産地の関わりなどが記録されており、近代陶磁史を知る上で貴重な資料となっている。

「陶業時報」創刊号(大阪歴史博物館蔵、つぼ善商店寄贈)
「陶業時報」創刊号(大阪歴史博物館蔵、つぼ善商店寄贈)
大阪で明治末期から昭和10年代にかけて発行された陶磁器業界紙「陶業時報」(大阪歴史博物館蔵、つぼ善商店寄贈)
大阪で明治末期から昭和10年代にかけて発行された陶磁器業界紙「陶業時報」(大阪歴史博物館蔵、つぼ善商店寄贈)

 担当した中野朋子学芸員は「その柄の中に文化が詰まっているのが印版手。どんな柄にも意味や背景があり、それを見ながら皿を使うのが昔の人の日常だった。大量に同じものが印刷され、情報伝達を担っていた点も興味深い。今でも手に入りやすいやきものなので、実際に集めて現物を楽しんでもらえたら」と話している。

「猫じゃらし図隅入角大皿」(明治時代中期)大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
「猫じゃらし図隅入角大皿」(明治時代中期)大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)

◆特別企画展「­ー橋本コレクション受贈記念­ー文明開化のやきもの 印版手」
会場:大阪歴史博物館(〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32)
会期:2023年1月21日(土)~3月21日(火・祝)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:3月21日以外の火曜
観覧料:大人600円、高大生400円
問い合わせ:大阪歴史博物館06-6946-5728

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