女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサに2月から期限付き移籍加入したDF筒井梨香選手（23）とDF小山史乃観選手（18）が、3日に行われたクラブの地域貢献活動後、ラジオ関西の取材に応じ、新天地での意気込みなどを語った。
2023-24シーズンからのWEリーグ参入までにトップレベルの公式戦で研鑽を積みたいセレッソ大阪堺レディースのクラブや選手の思いと、長期負傷離脱者が出るなど限られたメンバーでの戦いを強いられ補強が急務となっていたINAC神戸との思惑が一致し、WEリーグがウインターブレイクに入っていた1月20日に発表された、今回の移籍。筒井選手はなでしこリーグでも経験豊富でC大阪堺のキャプテンを担う主力センターバック。小山選手はC大阪堺で10番を担い、昨年10月になでしこジャパン（日本女子代表）にも選ばれているサイドの逸材ということもあり、初のWEリーグで2人がどんなプレーを見せてくれるか、期待は高まる。
2月3日、神戸市東灘区の本住吉神社で行われた「節分祭」に、INAC神戸の一員として参加した2選手。イベントに参加した感想、皇后杯決勝を観た思い、そして、WEリーグ後半戦への抱負について、筒井選手と小山選手が次のように語った。
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◇筒井梨香選手（※INAC神戸での背番号は25）
――今回、INAC神戸の地域貢献活動（ホームタウン活動「9区プロジェクト」）をやってみての感想は？
地域の皆さんと関わるということがこれまであまりなかったので、身近にこんなに応援してくれている方がいらっしゃるんだなと思って、それを直に感じることができたのがうれしかったです。
――先日の皇后杯決勝について、センターバック視点でどう見ていましたか。
試合自体を、いつもなら「（日テレ・東京ヴェルディ）ベレーザ対INACだ」としか見ていなかったですが、（チームの）一員として観ることで、自分もこのチームに関わってどういう動きをしたらいいのか、どうしたら得点にもっとつなげられるのかという目（線）で考えられたので、視野が広がったなと。センターバックとしては、三宅史織選手がよく指示を出していたりするところなど、いつもならあまり見ていなかったところも細かく見られたので、すごく勉強になったなと思います。
――皇后杯を終えてチームとして打倒・東京NBという思いが募るなか、WEリーグでご自身が入って戦うイメージはできていますか？
1対1で絶対に負けないというところと、ロングボールが来たときの処理というのは確実に勝っていきたい。自分もロングフィードは得意なので、ロングフィードで一発、背後へ（送る）というイメージはしています。
――INAC神戸で成し遂げたいことは？
やっぱりスタメンを獲得すること。そして、チームの一員というだけでなく、主力として（プレーし）、「こいつがおらな、もう無理やな」とサポーターの皆さまにも思ってもらえるような選手になりたいと思っています。
――最後に、自己紹介と、ファン・サポーターへのメッセージを。
筒井梨香（つつい・りこ）です。「梨」に「香」と書いて「りこ」です。「りか」じゃないので、よろしくお願いします（笑）。少しでも多く試合に出て、リーグ優勝に貢献できるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします！
◇小山史乃観選手（※INAC神戸での背番号は27）
――INAC神戸の「9区プロジェクト」の一環での地域貢献活動（「節分祭」への参加）をやってみての感想は？
こんな活動をあまりしたことがなかったので、地域の人たちと触れ合ってみて、たくさんの人に応援されているチームだなと感じて、その一員になれたことはうれしく思います。
――INAC神戸の皇后杯決勝を観た感想について。
戦う部分だったり、すべてのスピードが速いなと感じたのと、そこでどう自分が関わっていけるかという目線でも試合を観ていました。
――（U-20日本女子代表や、なでしこジャパンでのチームメイトである）日テレ・東京ヴェルディベレーザ（東京NB）のFW藤野あおば選手（19）とのマッチアップも今後、楽しみですが。（※小山選手は左サイドバックが本職）
自分の特長で見たとき、縦への推進力だったり、1対1の守備だったり（がストロングポイント）。そこで（藤野）あおばさんとは歳も近いので、負けたくないなと思いながらも、自分のよさも出していくプレーを求められるのかなと思いました。
――INAC神戸で成し遂げたいことは？
まずはリーグ優勝。2連覇がかかっているなか、自分が発揮できるプレーでチームに貢献できればいいなと思っています。
――最後に、自己紹介とメッセージをお願いします。
小山史乃観（こやま・しのみ）です。最近、18歳になりました！（※2005年1月31日生まれ） ぜひ応援してもらえるとうれしいです。応援よろしくお願いします。
※ラジオ関西『カンピオーネ！レオネッサ!!』2023年2月6日放送回より
