続いて、この遊具をつくった株式会社ジャクエツにも話を聞いてみたところ、「この遊具の名前は『OMOCHI(おもち)』なんです」とスタッフさん。
「おもち?」と思いつつも、なるほど。真っ赤ではありますが、横から見てみるとまるで大きな丸餅そっくりです。
さらに、これはすべり台に限定した遊具ではなく、子どもたちの自由な発想により遊び方は無限大。そのカタチから想像をふくらませたり、五感で楽しんだり。「感性で楽しむ遊具なんです」と説明してくれました。
確かに遊んでいる子どもたちを見ていると、ただ単にすべるだけではなく……。
遊具の上に座ってハンドルを持つようなポーズで「GO!」と、運転しているかのように遊んでいたり。
2人の子どもがおしくらまんじゅうをしているかのように、背中で遊具の両サイドを押しながら掛け声のような歓声を上げていたり。
赤いボディに耳を当てて「うん、うん」とうなずいたあと、今度はその赤いボディに話しかけてみたり。
いやあ、本当にすごいですよ。大人になると、どうしても頭で考えてしまううえに「これは○○だからこうするものだ」と、凝り固まった考えで決めつけてしまいがち。
ですが、この「OMOCHI(おもち)」で遊んでいると、子どもたちからは自由な発想と想像がふくらんで、感性がよ〜く伸びていくようです。
「OMOCHI(おもち)」だけに……。
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)