都市部でも大雪になるなど厳しい寒さが続き、ついつい温かいものを求める日々。缶飲料『コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ』をご存じでしょうか。2021年、JR東日本の駅構内の自販機で発売されてSNSで話題となり、昨年2022年10月に再販。先シーズンの人気を反映してECサイトでも取り扱いを始めたことから、全国で購入できるようになりました。
『コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ』(以下、一風堂とんこつラーメンスープ)は、人気ラーメンチェーン・一風堂の看板メニュー「白丸元味」のスープを再現。コクがありつつもなめらかでクセがないと言われる一風堂のスープを、飲料として飲みやすいようにアレンジした商品です。2021年の冬には、缶スープとしての販売実績が、定番のコーンポタージュを最大1.5倍も上回りました(アキュアの自販機における2021年10月18日〜24日の1か所あたりの週間販売本数実績での比較による)。
再販にあたっては、より多くの人に楽しんでもらえるよう販路を大幅に拡大。JR東日本の駅構内自販機だけでなく、駅内のコンビニエンスストアでも販売を開始したほか、全国のファンに向けてECサイトでも購入可能としました。
このスープ缶の開発・販売を手がけたJR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーです。
■開発のきっかけは、お客さんの何気ないひと言から
2018年に『気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ』という缶スープを販売した際、お客さんからの「飲んだ後の〆のラーメン代わりにいい!」という声が、一風堂とんこつラーメンスープを作ったきっかけになったそう。駅構内の自販機で販売されているしじみの味噌汁が、安定して人気を維持していること。また、しじみの味噌汁には深夜になると売上があがるという傾向があり、外食後の帰路で飲む缶スープの需要に着目。「〆のラーメンそのものをスープ缶にしたら、お客さんに喜んでもらえるのではないか?」と考え、商品開発に着手したそうです。
■男性をターゲットにしたつもりが、意外にも女性から支持
ラーメンといえば豚骨味! という開発者の考えから、豚骨ラーメンで有名な一風堂とタッグを組むことに決定。ラーメンとは異なり麺が入らない点を考慮し、スープだけを飲んで満足できるよう適度なコクやうまみを残しつつ、塩分や脂分を控えめにしてすっきり飲みやすく監修したそう。ラーメンスープということで販売当初は男性の購入が多いと予想していたところ、意外にも女性からも支持されるという結果に。マイルドで飲みやすいといい、“まるで和製クリームスープのよう”とたとえる人もいるのだとか。
『コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ』は、1缶150円(税込)でJR東日本の自動販売機や駅ナカコンビニエンスストア「NewDays」、アキュア公式オンラインストアや一風堂オフィシャルオンラインストアで販売中です。