映画を見てローカル鉄道を応援 神戸電鉄「かみてつ」と銚子電鉄「電車を止めるな!」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

映画を見てローカル鉄道を応援 神戸電鉄「かみてつ」と銚子電鉄「電車を止めるな!」

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 日本全国にはいくつものローカル鉄道が走る。しかし経営の面からみると赤字だったり存続問題を抱えているものが多い。そんなローカル線の存続にかける思いをテーマにした映画「神さま、私の鉄道を守って。~三木の紅龍伝説~」と「電車を止めるな!のろいの6.4㎞」が、2月22日、神戸産業振興センター ハーバーホールで上映される。

「神様、わたしの鉄道をまもって。~三木の紅龍伝説~」(かみてつ)は、金物のまちである三木市を舞台に、神社の一人娘が自分の運命と向き合いながらローカル線の存続に奔走するストーリーだ。

 神戸と三木・小野を結ぶ神戸電鉄粟生線は、1992年のピーク時に比べると、利用者は半分以下に落ち込んでいる。2018年3月には三木駅が火災で焼失した。ダイヤ改正で運行本数が減っても、「鉄道はなくならない」と思っていた地域沿線の人にとって、三木駅の火災は不安を増幅させる要因になったようだ。監督の小西イサオさんは「映画を通してローカル線の活性化と三木市をPRしたい」と言う。

 そして「電車を止めるな!のろいの6.4㎞」は、千葉県の銚子電鉄が「制作」した。銚子電鉄は、1923年開業の全長6.4キロのローカル線で、赤字経営が続いている。HPによると、「変電所の更新費用を捻出しなければ」と、2019年に映画の制作を思い立ったという。

 22日の上映会には、銚子電鉄の竹本勝紀社長の舞台挨拶も予定している。またこの上映会での収益の一部は、赤い羽根共同募金に充てられるという。

「かみてつ」の小西イサオ監督は、「神戸電鉄と銚子電鉄の映画を一緒に上映できることはうれしい。ローカル線が抱える問題は、今後さらに顕在化してくる。映画を通して一人でも多くの人に関心を持ってもらいたい」と話す。

「ローカル鉄道を守りたいx赤い羽根行動募金」
2023年2月22日(水)
神戸産業振興センター ハーバーホール(神戸市中央区東川崎町1-8-4)
参加費 大人2000円 高校生以下 1000円 (お土産つき)

第1部 15:00 開場  15:30 かみてつ 映画上映 17:00 舞台挨拶
第2部 18:00 銚子電鉄 竹本社長 舞台挨拶  18:30 電車を止めるな!上映 20:00 御礼挨拶

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