「萱島」を過ぎると京橋からの複々線が終了し、眼下に甲子園球場の3倍の広さに最大340両が収容できる寝屋川車庫が見えてきます。
快速急行はこのあと京阪では乗降客数が「京橋」「淀屋橋」「枚方市」に次いでなんと第4位を誇る「寝屋川市」と、次の成田山不動尊でおなじみの「香里園」に停車。ここは我が母校である同志社香里中学校・高校の最寄り駅でもあるのですが、駅前には関西医科大学香里病院や高層マンションが立ち並び、私が通学していた頃とはずいぶん景色が変わりました。
急カーブの中にホームのある「光善寺」を過ぎると、ひらかたパーク(通称:ひらパー)が見えてきます。開業110年と関西の中で最も歴史ある遊園地で、私鉄経営の最後の砦を生駒山山上遊園とともに守っています。
そして京阪最大の中間拠点「枚方市」に到着。駅前には旧クラボウの工場跡地に関西医科大学附属病院(旧関西医科大学附属枚方病院)が、また、ここが発祥のTSUTAYA(ツタヤ)が運営する複合施設「枚方T-SITE」がそびえています。
今は天満橋にある京阪本社もいずれここに移転するという中間拠点「枚方市」。交野市・私市方面(交野線)へは、ここでお乗り換えです。複々線区間から郊外都市へと入った“おけいはん”は、このあと古都を目指して走り抜けていきます。(羽川英樹)
【京阪電車 HP】
【『羽川英樹ハッスル!』番組ブログ】
【鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」アーカイブ】
【鉄アナ・羽川英樹の出発進行(YouTubeチャンネル)】