神戸市中央区の北野町で、大学生や外国人が主体となった異文化交流イベントが行われた。
2月11日、旧神戸市立北野小学校を活用した体験型観光スポット「北野工房のまち」3階講堂で開催されたのは、認定NPO法人「まなびと」(神戸市中央区北野町4)と神戸モーニングロータリークラブが共催するイベント、「まなびと文化祭WASSHOI」。
当日は子どもたちによるバンドやダンス(英語でのボーカル)、大縄跳び、パソコン・プロジェクターを使った「ドイツ紹介」や「好きなもの発表プレゼンテーション」クイズ大会など、趣向を凝らした内容を展開。また、外国人によるブースでは、チュニジア料理やドイツ料理に舌鼓み。アイルランドと台湾のブースでは様々な絵や写真での展示も。交流企画として「お絵かき」や「ジグソーパズル」も盛り上がるなど、終日、老若男女の国際色豊かな来場者がイベントを楽しんだ。さらに、YMCA関連団体の「神戸ポートワイズメンズクラブ」のメンバーによるコーヒーなど温かい飲み物、クッキーの販売ブースなども設けられ、会場は温かい雰囲気に包まれた。
今回の催しは、各出し物について大学生ボランティアを中心に「リーダー」を任命。ほぼ立候補で決まったというなかで、(1)「一人ひとりが学びを得て新しい目標を得ることができる」、(2)「自分の将来について考えるきっかけにする」、(3)「今後のまなびとの活動につなげる」、(4)「様々な企画や発表に参加し感じた事を受け入れ自分に対して素直になる」、以上の4つを目標に、学生ボランティア25人と、10か国の外国人メンバー約10人が、担当ブースを熱心に運営した。
「一人ひとりがやりたいことを見つけることのできる居場所を提供したい」と、2014(平成26)年に認定NPO法人を設立したのは、「まなびと」理事長・事務局長の中山迅一(ときかず)さん。
「子ども・外国人・大学生がごちゃまぜになって一緒に小さなチャレンジをすることで自分の【好き】を見つけてみよう」をコンセプトとしたイベント「まなびと文化祭WASSHOI」について、「コロナ禍もあって昨年と一昨年は中止を余儀なくされたが、今回で4回目の開催を迎えることができた。『まなびと』メンバーの大学生が中心・リーダーとなって2か月半にわたり熱心に準備を進めてきてくれた」と、久々の開催を喜んだ。
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