2月18日、神戸空港が開港17周年を迎えた。
これを記念して、神戸港でレストランクルーズ船「ルミナス神戸2」を運航する神戸クルーザー(神戸市中央区)が、スカイマーク(本社・東京都大田区)、フジドリームエアラインズ(FDA / 本社・静岡市)・神姫バス(兵庫県姫路市)とコラボレーションして、スペシャルイベント「船上の航空教室」を開催した。
スカイマークは神戸空港での発着便数が就航する5社(※)のうち最も多く、FDAは今年(2023年)、神戸空港へ就航して4年目を迎えた。
ルミナス神戸2で神戸港中突堤から神戸空港沖へ向かう120分間の特別クルーズ。昼の部、夜の部に分けて開催され、神戸市内の子どもたちや、新型コロナウイルスと向き合う医療従事者も招待された。
参加した親子連れなど計約270人は、スカイマークのパイロットやFDAの整備士による航空教室のほか、デッキ上で神戸空港へ離着陸する飛行機を真下から見上げ、大迫力の景色を楽しんだ。
そして、スカイマークのパイロットとルミナス神戸2の船長との対談では、「船上の航空教室」らしく、飛行機と船の共通点や相違点などがわかりやすく示され、子どもたちからの質問が相次いだ。
このほか船内では、船長や航海士が操船する操舵室や、巨大な船を動かすエンジンルーム、約10mもの「スクリューシャフトトンネル」など、普段は見られない貴重な場所を見学。特にエンジンルームでは、大音量に思わず耳をふさぐ子どもたちの姿もあった。
神戸空港の近くまで船を進め、デッキでは飛行機が離着陸する姿を間近に見ることができ、夜の部では、神戸クルーザーからのサプライズで、着岸後に神戸港に打ち上げられた約800発の花火に大歓声があがった。
イベントでは、神姫バスの周遊バス「シティーループ」で神戸市内のスポット4か所をめぐり、キーワードを集めてゴールするとプレゼントがもらえる「キーワードラリー」も同時開催され、街中に繰り出して神戸観光を楽しむ姿もあった。
イベントを企画した神戸クルーザーは、「空(神戸空港)、陸(観光周遊バス)、海(クルーズ船)と充実する神戸で、それぞれが連携し、新たな視点から神戸の魅力を感じていただくことができた」と話している。