特集2は、戦後日本を代表する書家・篆刻家である梅舒適(1916〜2008 本名:稲田文一)のコレクションから中国明清時代に制作された書画篆刻を紹介する。明清時代は芸術文化が発展した時代とされ、コレクションは明代中期の文人・文徴明から清代中期に揚州を舞台に活躍した書画家たち・揚州八怪、中国最後の文人とされる呉昌碩までおよび、書・画・篆刻を網羅している。
県立美術館では2019年度、2021年度に、梅舒適が60年に渡って収集した作品と自身の作品の寄贈を受けた。そのコレクションの大規模な公開は今回が初めてとなる。梅舒適にとってこれらの作品は身近なものだったとみられ、自宅の書斎の一部を再現した展示もある。県立美術館の剣持翔伍学芸員は「梅舒適の眼差しを通して、明清の書画篆刻を楽しんでほしい」と話す。
2023年コレクション展Ⅰ
兵庫県立美術館 (神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
常設展示室(1階・2階)
前期 1月21日(土)~4月9日(日)
後期 4月29日(土)~7月23日(日)
4月10日(月)~4月28日(金)は閉室し、一部展示替えを行う
特集2「中国明清の書画篆刻―梅舒適コレクションの精華―」は前期のみの開催
メンテナンス休館中(2月20日(月)~27日(月)に展示替えを行う)
休館日 月曜日 ただし7月17日(月・祝)は開館 翌18日(火)休館
2月20日(月)~27日(月)(メンテナンス休館)