「学生街の喫茶店」「ハロー・グッバイ」…昭和のポップソングで振り返る“喫茶店” 若者たちの出会いと別れの舞台に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「学生街の喫茶店」「ハロー・グッバイ」…昭和のポップソングで振り返る“喫茶店” 若者たちの出会いと別れの舞台に

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【中将】 次にご紹介する曲はキャロルの「コーヒー・ショップの女の娘」(1973)。キャロルは当時の不良文化の象徴みたいな存在ですが、当時はちょっとツッパったお兄ちゃんも喫茶店が大好きだったわけですね。昔の映画を観ると中学生、高校生は校則で喫茶店への出入りを禁止されたりしていますが、喫茶店は今のイメージよりもう少し大人びたカッコいいスポットだったようです。

【橋本】 喫茶店がカッコいい時代だったんですね。この曲もとてもお洒落な雰囲気ですよね。

【中将】 喫茶店で好きな女の子に思いをはせている……というだけの内容ですが、「窓の外ばかり 見つめてるあの娘」など、詞的でイメージが膨らみますよね。ジョニー大倉さんの甘い声ととてもマッチしていると思います。

 さて、次にご紹介する曲で最後になります。柏原芳恵さんで「ハロー・グッバイ」(1981)。

【橋本】 「あなたは銀のスプーンで 私の心をくるくるまわす」って、素敵な表現ですね。かわいい!

【中将】 オリジナルはアグネス・チャンさんで、シングル「冬の日の帰り道」(1975)のB面。タイトルも「ハロー・グッドバイ」でした。作詞は喜多條忠さんなのですが、実は南こうせつさんのお兄さんが大分市で経営していた「HELLO GOODーBYE」という喫茶店をモデルにしています。喜多條さんは「神田川」(1973)などかぐや姫の曲を手がけているので、こうせつさんと仲が良かったんですね。

【橋本】 それがヒット曲になるってすごい! ファンの人はモデルのお店にも行きたくなるでしょうね。

【中将】 残念ながら「HELLO GOODーBYE」はもう閉店しちゃったみたいですね。でも他の曲も、言わないだけでどこかモデルにしたお店があるかもしれませんよね。そこは作詞した本人や関係者だけがわかる特権ですが。

ラジオ関西「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」収録風景

(※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』2023年2月14日放送回より)


ラジオ関西「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」公開収録スペシャル

※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』放送1周年記念イベントが3月15日(水)に神戸・三宮のチキンジョージで開催されます!

●ラジオ関西「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」公開収録スペシャル
1部 「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」ラジオ公開収録
2部 ラピス和尚監督、橋本菜津美主演映画「4390」制作発表トークショー
3部 中将タカノリと橋本菜津美がゲストを迎えお送りする昭和歌謡ライブショー

開催日時 2023年3月15日(水)18:30開場/19:00開演
入場料 3000円+ドリンク代
会場 チキンジョージ(兵庫県神戸市中央区下山手通2-17-2-B1F)
http://www.chicken-george.co.jp/
イベント詳細HP http://info.lazy-art.net/?eid=51


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