兵庫県と岡山県は隣り同士。このたび、両県の境に位置する「西播磨」「備前」「美作」の3エリアを管轄する各県民局が共同で、各エリアの観光、グルメなどの魅力を伝える「西播磨・備前・美作 花めぐりmap(第4版)」を作成した。各市町村の「花めぐり」スポットと主な観光地の情報を掲載している。このシリーズでは、そのマップから、これからの季節のオススメ花めぐりスポットをエリアごとに3回に分けて紹介する。第1回は「西播磨」。
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西播磨エリアは、兵庫県の南西部、相生市・たつの市・赤穂市・宍粟市・揖保(いぼ)郡太子町・赤穂郡上郡町・佐用郡佐用町の7つの市町からなる。ここでのオススメは、「播州綾部山梅林」(たつの市)だ。
![綾部山梅林に咲く梅の花](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/%E7%B6%BE%E9%83%A8%E5%B1%B1%E6%A2%85%E6%9E%97%EF%BC%92.jpg)
播州綾部山梅林は、西播磨の最南端に位置し、海が望める東京ドーム約5個分の広大な山に梅の木が植えられており、海が見える梅林としては“西日本一”とも言われている。山頂からは、眼下に瀬戸内の家島群島(姫路市)、南西に小豆島、南東に淡路島、また遠くには四国が望める。
![瀬戸内の風景と梅の競演「綾部山梅林」(兵庫県たつの市)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/%E3%81%86%E3%82%812-1-1024x718.jpg)
梅の花の見頃は、まさに今。3月中旬頃までは咲き続けるとのこと。梅の赤と白、そして麓の菜の花も咲くと黄色も加わり、このコラボも見どころの一つ。
梅林内には、古墳が多く見られる。歴史や文化にも触れることもでき、春のひとときを楽しめそうだ。また、園内の売店では、婦人部手作りの梅干し、梅ジャム、甘露梅など梅を用いた製品を販売している。素朴な手作りの品々も手に取ってもらいたい。
![オリジナルの「うめジュース」](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/%E3%81%86%E3%82%81%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9-887x1024.jpg)
その他、イベントとして風景写真コンテスト、写生大会、俳句大会なども実施されている。
入園料は、大人500円、子ども400円。梅ジュースのサービス券も付いているので、もらい忘れのないようにしたい。
アクセスは、車なら姫路バイパス中地インターから南へ、国道250号線を西へ約30分。高速道路からは、山陽自動車道龍野インターを降りて南へ約20分。電車の場合は、JR網干駅、山陽網干駅から、バスが利用できる。
![麗らかな春](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/%E7%B6%BE%E9%83%A8%E5%B1%B1%E6%A2%85%E6%9E%97%EF%BC%93.jpg)
【資料提供】兵庫県西播磨県民局、黒崎梅園組合
※ラジオ関⻄『笑福亭鉄瓶のまんてんラジオ』 「ひょうご・おかやま ケンザカE」2023年3⽉6⽇放送回より
「西播磨・備前・美作 花めぐりmap(第4版)」はコチラから