なにげなくTikTokに投稿した楽曲『ポケットからきゅんです!』が3億回超の再生回数を記録し、その後本格的なアーティストデビューを果たしたシンガーソングライターのひらめ。1月に新曲『好きになることがわかってたなら』をリリースしたばかりの彼女に、デビューしてからの変化や新曲について聞いた。
――『ポケットからきゅんです!』は、どのように生まれたのですか?
【ひらめ】 寝る前に、TikTokに載せている10秒の部分をパッと思いつきました。ただ、思いついたのが寝る前だったのでとりあえずボイスレコーダーに録音して、次の日にギターと合わせてTikTokに投稿しました。
――その後、ヒットを実感したのはどんなタイミングでしたか?
【ひらめ】 最初の方は全然実感が湧かなくて。いろんな方に聞いてもらっているというのはわかっていたのですが、頭の中が混乱してなにが起こっているのかわからなくて。でも、有名な芸能人の方が私の楽曲を使って踊ってくれているのを見て、そこで初めて実感しました。
――楽曲が大ヒットしたことにより、その後の音楽作りでプレッシャーを感じることは?
【ひらめ】 最初は『ポケットからきゅんです!』を超える曲を作らなければといけないと思ってプレッシャーも感じていたんですけど、今は自分らしい曲を作ろうと思っています。『ポケットからきゅんです!』もパッと思いついた曲なので、考えすぎるより、何気ない生活のなかで浮かんでくる曲を大事にしたいと思っています。
――普段は顔を出さずに活動されていますが、2021年に出演した音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日)では顔を出した理由は?
【ひらめ】 「ミュージックステーション」に出るのは夢だったので、ファンの方への恩返しという意味で顔出しをしました。でも、ぼかしがかかっていてあまりはっきりは写っていなかったので、もしまた出演させていただける機会があれば、その時はぼかしをかけずに出演したいと思っています。