「まさか」の役の難しさ 宝塚歌劇団月組の礼華はる 『応天の門』で演じる“色男” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「まさか」の役の難しさ 宝塚歌劇団月組の礼華はる 『応天の門』で演じる“色男”

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 宝塚歌劇団月組の礼華はるが、3月6日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。3月6日(月)に宝塚大劇場公演の千秋楽を迎えた「平安朝クライム『応天の門』-若き日の菅原道真の事-」、「ラテン グルーヴ『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』」で演じた役柄や、役作りで悩んだ点について語った。

 連載中の歴史漫画を舞台化した「応天の門」。上演が決まるやいなや、原作を読み配役を想像していたという礼華が演じることになったのは、藤原家のなかでも異色を放つ自由奔放な人物・藤原常行。「人間味があって感情移入しやすい役」というのが漫画での第一印象で、色男とも言われている常行を自身が務めるとは思いもせず、驚いたそう。

 稽古が始まってからは、藤原家に生まれながら “まつりごと(=政治)”に向かないと自覚している常行を演じる難しさを感じていたという。そのなかでも、花妃舞音演じる異母妹の藤原多美子を守ろうとする意思など、常行の人柄や周囲の登場人物との関係性を語る礼華の姿からは、真摯に役作りに臨んでいることが伺えた。

 平安時代を舞台とした作品に出演するのは今回が初めてといい、当時の情景をイメージするのに苦労したとか。「『どういう感じだったんだろう』と想像するしかなく、自分がその想像をいかにリアルに感じられるかという点に悩みながら取り組みました」と礼華。本番用のずっしりとした衣装や本格的な小物を身に着けて舞台に立つと、当時の生活や文化がより現実のものとして感じられ、時代に入り込みながら演じることができたそう。

 稲葉太地が作・演出を務める「Deep Sea -海神たちのカルナバル-」は、海の奥底で年に1度開催されるカーニバルに観客を招待するというストーリー。物語性はもちろん、映像美も要チェックだという。

 中詰め後にはオーディションによって選抜された16名が激しいダンスを披露するシーンがあり、「お客様も楽しんでくださっているなあ、と客席からも熱いものを感じます」とコメント。「毎日本当に汗だくになりますが、『生きてる!』と感じられて楽しいです」と充実感たっぷりに語った。

 月組東京宝塚劇場公演は、3月25日(土)〜4月30日(日)の予定。

ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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ビバ!タカラジェンヌ|ラジオ関西|2023/03/06/月 20:00-20:30

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