《東日本大震災12年》 山地の宅地造成地に潜む危険性~”盛り土”の地すべり、なぜ起きる? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《東日本大震災12年》 山地の宅地造成地に潜む危険性~”盛り土”の地すべり、なぜ起きる?

LINEで送る

この記事の写真を見る(7枚)

赤線の部分(写真右下)で、もともと谷が盛り土され、そこに建てられた住宅街。地盤が傾いているのでどうしても擁壁が高くなる

 かつては排水管の設置義務はなかったが、現在は3平方メートルあたり1本の設置義務がある。しかし、設置したからといって油断してはいけない。排水管は、長い年月の間に破損し、土が水とともに流出していることがあるので、適切に管理することが大切である。
 このような事例は、日本全国で見られる。特に、山地に造成された宅地にお住まいの方は擁壁などの点検をお勧めしたい。

新たに作られている擁壁 排水管の詰まりはない
擁壁中の排水管に詰まっている苔むした土や小石

※擁壁~高低差のある土地で、側面の土が崩れるのを防ぐために設置される壁状の構造物。

LINEで送る

関連記事