TRFのDJ KOOがパーソナリティをつとめる『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』(ラジオ関西)では、音楽をはじめとしたさまざまなテーマについてDJ KOOがトークを繰り広げ、リスナーの元気をリブート(再起動)させる。3月11日放送回では、男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC(ジェニック)」から増子敦貴さんと小池竜暉さんがゲスト出演。音楽との出会いやDJ KOOへの質問など、さまざまな話題が飛び交った。
「GENIC(ジェニック)」は、増子敦貴・小池竜暉・西澤呈・雨宮翔・西本茉生・金谷鞠杏・宇井優良梨からなる男女7人組ダンス&ボーカルグループ。avexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト『a-genic PROJECT(エイジェニック・プロジェクト)』から選ばれた7人は、2019年夏に繰り広げられた期間限定サバイバルユニットの活動を経て、2020年に「GENIC」としてデビューを果たした。
番組冒頭、初めての音楽体験について尋ねてみたところ、増子さんは「おかあさんといっしょ」(NHK)と回答。番組内の楽曲『にじのむこうに』を、祖母の前で全力で歌うという「ソロコンサート」が始まりだったと明かした。
一方の小池さんは「祖父母の家にあったカラオケで演歌を歌っていた」という。祖父母をまねて演歌を歌っていたそうで、「当時の十八番は絢香さんの『三日月』でした」と当時を振り返った。
「人生で初めて行ったライブは?」という質問に対して、それぞれこのようなエピソードを明かした。
「初めてのライブは家族で行った槇原敬之さんのライブでした。最前列の席で指差しのファンサービスをもらったんですけど、そのときにライブの素晴らしさを知って……。それ以来、槇原さんのモノマネを練習しています(笑)」(増子さん)
「僕の初めてのライブはEXILEさんでしたね。もう本当に心を動かされて……。ATSUSHIさんが歌った瞬間に人が笑顔になったり涙を流しているのを見て、『音楽はこんなにも人を動かせるのか』『僕もこうなりたい』と思いました」(小池さん)
次の質問は、同じレーベルの大先輩であるDJ KOOに教えてほしいこと。小池さんからの「DJの極意を教えていただきたいです」というリクエストに、DJ KOOは「細かいことは練習すればいい」とコメント。さらに、「まずは『お客さんをアゲていくぜ!』というテンションを持つことだね。あとは、“主役はお客様”という意識。自分がどれだけカッコイイ選曲ができたと思っていても、お客さんが楽しんでいないと意味がないからね」とアドバイスを送った。
増子さんからは「今の時代、売れるにはどうすればいいか」という質問が飛び出した。「SNSが普及していろいろなところから新しくすごい人達が出てくる今、どう戦うべきか。頭ひとつ抜け出すにはどうすればいいでしょうか」という問いかけに、DJ KOOは自身の体験を交えながらこう話した。
「自分達だけのオリジナリティをひとつ持つと強いんじゃないかな。僕も今、TRFの活動をしつつバラエティー番組にも出ているけど、『EZ DO DANCE!』ひとつでやってるからね(笑)。TikTokとかでもそうだけど、何かひとつ目を引くものがあると、それを取り上げてもらえるから」(DJ KOO)
このアドバイスを受け、増子さんは「役者業もやらせてもらっているので、広告塔じゃないけど、自分をきっかけにGENICにも興味を持ってもらえるようにしたい。今の時代、コロナ禍の影響で(ライブに)足を運びにくい状況だからこそ、いろいろな所からファンをライブへ繋げていきたい。自分との勝負だと思ってがんばりたい」と語り、小池さんも「代表曲になるものを作っていきたい」と、改めて決意を語った。
そんなGENICは、2月15日に新曲『Flavor』をデジタルリリース。この曲はメンバーの西澤呈と小池竜暉の共同作品となるが、どのような思いを込めたのか尋ねると、小池さんの口からは「覚悟」という言葉が語られた。