地元産の酒米にこだわる加西の老舗・富久錦の挑戦 ”幻の酒米”「雄町」を初醸造 16日販売開始 兵庫 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

地元産の酒米にこだわる加西の老舗・富久錦の挑戦 ”幻の酒米”「雄町」を初醸造 16日販売開始 兵庫

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 技術の進歩に伴い、酒づくりの現場でも機械化が進んできました。例えば、酒米の洗浄。これまでは機械で洗米していましたが、稲岡社長は手作業にこだわります。「大変だけど、手をかけるからこそ酒への思いが強くなる。“いつもいいお酒をありがとう”と言われることが多くなった」とほほえみます。

洗米の様子 機械に頼らず、半分は手作業で行っている
洗米の様子 機会に頼らず、半分は手作業で行っている

 また、稲岡さんは「地域全体で日本酒をつくっている」とも口にします。酒米をつくる人、酒をつくる人、それを伝える人、飲む人。ひとつでも欠けてしまえば、日本酒づくりはできません。後世に伝えるべき技術を大切にしながら、時代に合わせて酒づくりも進歩しています。

 農家と蔵元、両者の思いが込められた日本酒。加西市産の酒米による味の違いも堪能したいですね。

左から、「富久錦」代表取締役社長の稲岡敬之さんとリポーターの岡本莉奈
左から、「富久錦」代表取締役社長の稲岡敬之さんとリポーターの岡本莉奈

(取材・文=岡本莉奈)

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