美世は久堂家で生活するうち、実際の清霞が噂ほど悪い人物ではないことに気づきます。清霞も美世の心づかいに触れ、これまで言い寄ってきた婚約者たちとは違うものを感じていました。
清霞「ここにいて欲しいんだ。嫌か? わたしとこのまま暮らすのは」
2人は互いに心を通わせ、それぞれ抱いていた孤独感が溶けていきます。 清霞も美世も「少しでも長く、この人と居たい」と心から願うようになりました。
一方、鶴木家の御曹司・新(あらた)が2人の生活を監視していて、美世に近づきます。
新「君を生涯、守り抜くのが俺の使命なんです」
美世は毎晩のように悪い夢を見てうなされ、衰弱していきました。新は清霞に言います。
「悪夢を止めることができない男のそばにいて、美世は幸せになれますか」
このころ、謎の襲撃事件が次々と起こり、部隊長として陸軍の特殊部隊を率いる清霞は国民を守るため、命を賭けて戦います。美世は清霞の安否が気がかりです。実はこうした事件には、ある陰謀が渦巻いていました。清霞と美世に危険が迫ります―。
原作は小説投稿サイト「小説家になろう」で連載する、 顎木あくみの作品です。小説とコミックの累計発行部数が550万部を超えました。