三ノ宮から電車で20分、神戸市垂水区の小さな町・塩屋。塩屋町9丁目の市営住宅跡地が緑地に生まれ変わり、「塩九青空市」と題したマルシェが3月19日(日)に開催される。ローカルを中心としたお店が多数出店し、循環する優しい暮らしを目指したフリーマーケットや、子どもたちが楽しみながら自然を学べるワークショップなどを実施する。入場無料。
同イベントを企画する「SIO9」プロジェクトは、昨年から始まった、市民が中心となって神戸市の市営住宅跡地を有効活用するためのプロジェクト。これまで、海の見えるブドウ畑としてワイン作りを目指した「ブドウアカデミー」や、神戸と塩屋の建築家とともに神戸の廃材でウッドデッキを作る「DIYワークショップ」、自然の中で子どもたちが生き生きと学べるブログラム「キッズアウトドアアカデミー」など、さまざまな企画を実施してきた。
今回のマルシェ「塩九青空市」はより広い層に向け場所を披露する、はじめてのイベント。オーガニック野菜の販売や、自由港書店(須磨区)をはじめとした書籍や雑貨の販売、ラルドワーズ(中央区)のバーガーや満月バールのワインなど、地元を中心とした約30店舗が集まる予定。ウッドデッキやブドウ畑ではピクニックを楽しむことができるという。
昆虫をテーマにしたワークショップや、案内人による散歩のほか、住民ボランティアをはじめとしたメンバーによるトークショーも行われる。また、フリーマーケットは飛び入り参加も可能だといい、緑地で思い思いの時間をすごすことができる。
雨天時は21日(水・祝)に順延される予定。