この春、4年ぶりに海開きイベントが行われる宮古島(沖縄)。その魅力を発信しようと、ミス宮古島らがラジオ番組にゲスト出演。宮古島の自然に囲まれて育ったからこそ分かる魅力と海の現状を明かした。
林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)とフリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2023年3月27日放送回に出演したのは、一般社団法人宮古島観光協会の専務理事を務める平山茂治さんと、第48代ミス宮古島の山里穂乃花さんだ。
国内外の旅行者から観光地として人気の高い宮古島。その魅力について、平山さんが「ウエルカムさや人を大事にするところ。一度、信頼関係を結ぶと、徹底的に付き合うような、独特な空気感ですね」と述べれば、山里さんは「私は海も好きですが、夜の星空が魅力。暗い所へ行くほど満点の星空が見られて、流星群の時は数えきれないほど流れてきますし、天の川も裸眼で見られて癒されます」と、透き通った夜空に着目する。
また、宮古島といえば、自然を感じられる美しい浜辺も魅力の1つ。「パイナガマビーチ」や「新城(あらぐすく)海岸」のほか「八重干瀬(やびじ)」など数々の砂浜が存在しているが、平山さんは、自身の出身地である伊良部の「渡口の浜」が好きだという。他にも、東洋一の美しさを誇ると言われている「与那覇前浜(よなはまえはま)」や、下地島の最北端にある「17END(17エンド)」、真っ白な灯台と青空、そして海のコントラストを楽しめる「平安名埼(へんなさき)」といったビーチも挙げていた。
美しい宮古島の自然に囲まれ育ったという山里さんは、島での生活について「宮古島育ちだと、青い海や白い砂浜が当たり前。東洋一美しい与那覇前浜も家の近くで、部活終わりに自転車で行って皆でウワーッと飛び込んだり、朝練で(ビーチを)走ったりもしました」と、学生時代の思い出も吐露。
一方で、平山さんは「今は、僕らが小さい頃の海と状況が変わっている」と述べ、次のように現状を危惧する。
「例えば、渡口の浜では、昔だと普通にウニがとれていたのですが、今、ウニはほとんどいません。そういう徐々に変わっていく変化に、島にいる人たちは気付きにくいのですが、ダイバーの人は海中で生き物を見ているから(変化していると)分かっているんです」(平山さん)
宮古島でサンゴの保全活動に取り組む番組パーソナリティーの林氏も「毎年サンゴが減ったり、(サンゴが)あった所からなくなったりというのをたくさん見てきた」と、平山さんと意見をともにしていた。
そのなかで、今年は4年ぶりに宮古島の海開きが開催される。海開きイベントは、2023年4月2日(日)の午前10時から。ゲストには小錦氏やミス宮古島などが登場する。このイベントを山里さんとともにPRした平山さんは、「海には漂着ゴミが流れついて、拾っても拾ってもまた来る状況。これは地球規模の話になるが、観光客の皆さんも一緒にビーチクリーンに協力してもらえればと思う」と話していた。
他にも、4月16日(日)には「第37回宮古島トライアスロン大会」が予定されるなど、徐々にイベントが開催できるようになった宮古島。平山さんは「観光客はだいぶ戻ってきた。コロナ前と同等かそれ以上で、国内のお客さんがどんどん来ている。旅行支援もあるので、今の時期はファミリー層や団体ツアーが多い。徐々に通常の状態に戻りつつある」と、島の観光業に期待を寄せる。
「宮古島はシャイな方が多いので、(観光客の方から)声をかけていただければ……」という山里さん。今後のミス宮古島としての活動目標については「(任期が)残り半年になるので、県外活動を通して宮古島の魅力をPRして、宮古島をより近くに感じていただけるよう、SNSやYouTubeなどでアピールしていきたい」と語った。
■ミス宮古島 宮古島観光推進使節
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