春の全国交通安全運動が 5月11日から始まるのに合わせ、このほど、県内各所に掲載されるポスターが発表されました。一般財団法人兵庫県交通安全協会が県内の児童・生徒を対象にデザインを募ったもので、計1万3,610点の応募がありました。
最優秀作品に選ばれたのは、姫路市立灘中学校2年生 高橋壱嘉(いちか)さんの作品です。1,900枚作成されたポスターには、兵庫県交通安全協会の広報大使でピアニストの天宮遥さん、マスコットキャラクターのルールくん、マナーちゃんもあしらわれています。
15日に同中学校で行われた発表式では、完成した額装のポスターが飾磨交通安全協会の梶原きよみ婦人部会長から、記念品の図書券が同協会の森江満教育啓発推進部長から、それぞれ高橋さんに贈呈されました。
高橋さんは、朝の通学時、通学路に多くある“信号の無い横断歩道”で、通勤の慌ただしい時間にもかかわらず車を止め、歩行者の横断を笑顔で待つドライバーを何回も見掛けたそう。今回の作品は、そんなドライバーに感謝する気持ちと、つらい交通事故が少しでも無くなるようにとの願いを込めて作成したといいます。
また、人の心に自然と届くようなメッセージにしたいと考え、両親にドライバーの気持ちや交通ルールについて相談のうえ、『これはマナーではなく ルールです!』というメッセージにしたとのことです。
3歳の頃から絵が好き、描きはじめには構図がひらめくと話す高橋さん。「これからも絵を描き続けたい」と将来への意欲を見せていました。