TRFのDJ KOOがパーソナリティをつとめる『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』(ラジオ関西)では、音楽をはじめとしたさまざまなテーマについてDJ KOOがトークを繰り広げ、リスナーの元気をリブート(再起動)させる。4月1日放送回では、TRFのダンサー・CHIHARU(チハル)さんとETSU(エツ)さんがゲスト出演。2月に行われたデビュー30周年ライブの裏話を語った。
2月25日(土)にZepp HanedaでTRFのデビュー30周年を記念するライブ『THANXXX!!! Live & Party 2023~』が開催された。
新型コロナウイルスの影響によりここ数年はライブでの発声が禁止となっていたが、開催間際にマスク着用での発声が解禁。TRFのライブにおいても、数多くのファンが熱い声援を送った。
久しぶりの声出し公演について、ETSUさんは「すごくいい感じだった。有観客で皆の声が聞けるのは3年ぶり? 改めて声の力ってすごいんだなと思いました」と振り返った。
ライブ当日を思い返し、「めちゃくちゃ緊張した!」と明かしたのはCHIHARUさん。年々緊張が増していること、そしてあるトラウマについても触れた。
「年齢を重ねるごとに(緊張が)増してきて本当にヤバい。気になることがあると夜も眠れなくなって。たとえば……、振り付けを間違えないで出来るかとか(笑)。どれだけ練習をしても忘れるときは忘れるんだよね。昔は練習すれば体が覚えてくれて本番でものびのびできたけど、20歳くらいのときにリハーサルでは完璧だった振り付けが本番で飛んだことがあって……。それがずっとトラウマ」(CHIHARUさん)
CHIHARUさんの話を聞いたDJ KOOは「今回のライブでずっと『シルバー、シルバー』と言ってたけど、あれは何だったの?」と質問。
CHIHARUさんいわく、ライブの1曲目となる登場曲が『Silver and Gold dance』だったことから、間違えないように何度も繰り返し唱えていたという。ETSUさんも「自分もシルバーの時は緊張した」と続け、「あんなのひと振りよ。ひと振り逃したらもう曲が終わっちゃうから」と大きくうなずいた。
ライブに向けた準備期間中のコンディション調整について、ETSUさんはこんなエピソードを披露した。
「本番に向けて調整してたんだけど、ライブの5日くらい前にすごい筋肉痛になって『皆に動けないって謝ろうかな……』というところまでいった。自分で自分の足を踏みながら、もつれた足すらほどけなくなっていて……。あんなにひどい筋肉痛は人生初だったかも」(ETSUさん)
続けて、CHIHARUさんもリハーサル期間のある思い出を語った。
「ODEN STUDIO(リハーサル会場)って床がかたいのよ。だから腰とか全身にすごく負担がかかって体が痛くなるの。一方で、本番で使った会場は(床の)すべりが悪くて……。床のすべりが悪いときはいつもSAMさんがベビーパウダーをまいているんだけど、今回私が先にまいておいたらSAMさんが『すべりすぎんだよ!』と言ってて(笑)。私たちの靴だとすべりが悪かったけど、SAMさんの靴にはちょうどいいすべり具合だったみたい。マニアックな話だけど、靴の裏にガムテープを貼ってなんとかしたんだよね。でも場合によってはガムテープを貼るとすべりすぎることも。ところが、ガムテープを剥がすと靴の裏がベタベタして滑りにくくなるという……(笑)」(CHIHARUさん)
ダンサーならではのエピソードが披露された後、改めてライブを終えた感想について尋ねてみた。
「事故もなく無事に終えられてホッとした。開催日ギリギリにマスクを着用しての声出しがOKになったのもあって、いいスタートになったと思います」(ETSUさん)
「終わったあともずっと振り付けづくりに追われていて、ゆっくり振り返れません! 『EZ DO DANCE』の新しい振り付けができたんだけど、今回もまた振りが早いんだよね。30年前よりも早いってどういうこと?(笑)」(CHIHARUさん)
次回もCHIHARUさんとETSUさんがゲスト出演し、DJ KOOとさまざまなトークを繰り広げる予定だ。
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年4月1日放送回より