新生活が始まり、新しい部屋に住み始める人も多くなる季節。家それぞれに個性があるなか、失敗なく部屋をおしゃれにするためのインテリアコーディネートのコツとは一体何なのか。約4000平方メートルの広いスペースに様々な趣きの家具がそろうインテリア専門店「大丸インテリア館ミュゼエール」(神戸市東灘区・六甲アイランド)のマネージャー、北村任弘さんに話を聞いた。
北村さんによると、どのような家でも取り入れやすく、失敗しないおしゃれなインテリアコーディネートのコツは3つあるという。
1つ目は「部屋全体の方向性となるコンセプトを決めること」。コンセプトがぐらついてアレもコレもと目移りすると、まとまりのないインテリアになってしまう。まずは、自分自身や家族のライフスタルや好きなテイストに合わせ、モダン、シンプル、ナチュラルなどのコンセプトを決めて統一するのがいいそうだ。
2つ目は「カラー」。インテリアの色は、床や壁、天井など最も大きな面積を占める「ベースカラー」、ソファやカーテン、家具などインテリアの主役となる「メインカラー」、そして、クッションや小物など、メインカラーを引き立たせる「アクセントカラー」の3つの要素で構成される。同系色のトーン違いとアクセントカラーを取り入れることで、統一感とメリハリを両立できる。
3つ目は「フォーカルポイント」。パッと見た瞬間に思わず目がいく、つまり“焦点”となるポイントを作ること。フォーカルポイントにしやすいモノとしては、観葉植物、絵画や鏡など。視覚効果が楽しめるうえ、部屋が広く感じられるメリットもあるという。
さらに付け加えるとすれば、「インテリア」×「デザイン」×「アート」の3要素も大事だそう。
ミュゼエールは昨年(2022年)11月にリニューアルオープンし、インテリアとアートを掛け合わせた空間を提案。様々なアートの販売も行っている。