栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、今回はネギが食べられない子どもでも食べやすい「ネギダレ唐揚げ」のレシピを紹介した。
番組が放送された3月31日は、ぽんぽ娘の師匠・桂文福の古希の誕生日だったという。ぽんぽ娘は「師匠にはこれからもずっと元気でいてほしいのに、好き嫌いが激しいんです。たとえば、ネバネバしたものやすっぱいものが食べられないとか……」と心配の声を漏らした。
子どものころに嫌いだったものが、大人になってもなかなか食べられないというケースも多い。ぽんぽ娘の子どもにも好き嫌いがあり、なかでも「ネギ」が食べられないのだそう。なんでも、ネギのにおいや味、食感などすべてが嫌いだそうで、細かく切って味噌汁に入れるとなんとか食べられるものの、大きく切った状態だと食べられないという。
番組では、昔からよくいわれている「ネギを食べると頭が良くなる」という迷信の話に。ぽんぽ娘はこの迷信を信じているそうで、自身の子どもにも食べさせたいという。この言葉に、パーソナリティの原田伸郎は「白ネギっておいしいよね」とうなずきつつも「僕も昔から京都で九条ネギを食べていたけど……。迷信はほんまかなあ」と首を傾げた。
「子どもにもネギを食べてほしい」という想いから、今回はネギ嫌いの子どもでも食べられる『ネギダレ唐揚げ』のレシピを紹介した。
◆ネギダレ唐揚げ
【材料】
・鶏むね肉
・塩
・片栗粉
☆味付け用調味料
・チューブのニンニク
・チューブのしょうが
・オイスターソース
★ネギダレ用調味料
・ネギ
・味の素(なければ塩と顆粒のチキンスープの素でもOK)
・ごま油
【作り方】
(1)鶏むね肉を切る。(切り方によって食感が変わる。ぶつ切りにするとサクサクした食感に。やわらかく仕上げたいときは、2枚に開いてから包丁の背中でしっかり叩き、ひと口大の削ぎ切りにする)
(2)切った鶏むね肉に、塩、オイスターソース、ニンニク、しょうがを混ぜよく揉み込む。(チューブタイプを使うと手が汚れづらく簡単)
(3)片栗粉をつける。
(4)油で揚げる。(弱火から中火。色がついたらOK)
(5)ネギダレ用にネギをみじん切りにする。
(6) ネギに味の素をふた振りと、ごま油をひと回しかけておく。
(7) 唐揚げにネギダレをかけて出来上がり。
切ったばかりのネギには辛みがあるが、揚げたての唐揚げにかけることでネギに火が通り、辛さが減るという。しかし、少しの辛さでも気になるという人は、切ったあとに2時間ほど置いておくことでネギの辛みが飛んで食べやすくなる。それでも気になる場合にはレモンを振って「ネギ塩レモン」にすることで、爽やかでネギの辛みが気にならなくなるのでオススメ。
「もも肉のジューシーさに比べて、むね肉の唐揚げだとあっさりしすぎてちょっと物足りない……」というときにも、ネギダレをかけることによってボリューム感が増す。
ぽんぽ娘が夕飯に作ったところ、ネギ嫌いの子どももネギが入っていることに文句を言いつつおいしく食べたという。ネギ好きはもちろん、ネギが苦手な人にもオススメの一品だ。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2023年3月31日放送回より
【放送音声】2023年3月31日放送回