「“絶滅危惧種”の伝統菓子を守りたい」との思いが強く、今回は、ポン菓子作りを志して脱サラし、「なつ菓子屋」(愛知県稲沢市)を営む中村浩明さんの賛同も得ての出店となったという。
壬生菜まつりでは、京都の茶屋・祇園辻利のお茶を混ぜた商品も提供。
「バーーン!!」という爆発音のたびに「ワー!」「キャー!!」と歓声が上がっていた。
神吉社長は、「お菓子を食べている時、人はみんな笑ってますでしょ?」と会場の様子を見渡しながら、今後の抱負をこのように語った。
「今後も、継続して懐かしいお菓子を知る機会作りをしていくため『お菓子の寺子屋』として、お菓子職人やメーカーの方を講師としてお招きして伝統的なお菓子の歴史を学び、実際に触れて、食べてもらうことで世代を超えて家族や人とのつながりを感じられる場所にしていきたい」。
(取材・文=黒川良彦)