2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、開幕まで2年を前にした12日、公式キャラクター「ミャクミャク」を使用したグッズの販売を開始した。
万博のロゴを使った商品は販売されているが、ミャクミャクを用いた公式グッズの販売は初めて。13日で開幕まで2年となり、博覧会協会は公式ライセンス商品販売で機運醸成を図りたいとしている。
第1弾として、ぬいぐるみ、Tシャツ、タオルからアクリルスタンドまで11種類24品目がお目見えした。いずれも税込みで、ぬいぐるみ(3960円)、Tシャツ(3520円)、ハンドタオル(1320円)、トートバッグ(2970円)、キーホルダー(1540円)などが並ぶ。
あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)や大丸梅田店(同北区・4/18まで)、東京店(東京都千代田区・4/18まで)などでぬいぐるみやTシャツといった商品を扱う。13日からは公式オンラインショップでも購入できる。
販売初日、あべのハルカス近鉄本店2階・ウェルカムガレリアにポップアップショップがオープンした(4/18まで)。記念イベントで石毛博行・博覧会協会事務総長は「ミャクミャクの姿が(最初はロゴマークとして)世に出たのは2020年8月。インターネット上では『気持ち悪い』という感想が相次ぎ、博覧会協会のホームページが炎上しそうになった。これは逆に、多大な宣伝効果ととらえるようになった。のちに『可愛い』という声も聞かれるようになり、知名度は高まっている。万博の歴史の中でもかなり珍しいロゴマークであり、キャラクターだと思う。“面白いことをやる”大阪ならではの雰囲気を醸し出している。グッズ販売を機に万博開催に向けた雰囲気が変わっていけば」と期待を込めた。
そして万博テーマ事業プロデューサーとして、パビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」を出展する、ジャズピアニストで数学者の中島さち子さんは、ミャクミャクのとらえ方として「過去から未来へ“ミャクミャク(脈々と)”続く、生きる血潮、命がミャク(脈)打つ、自由な発想でこれからを考えてほしい。心を解きほどく可愛さもある」と話した。
【2025大阪・関西万博公式ライセンス商品オフィシャルオンラインストア】
【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】