◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」
1日に約85万人が利用する、JR西日本最大規模のターミナル、大阪駅。2011年に完成した5代目駅舎は高さ約50メートル、東西に約180メートルの大屋根が目を引き、ホーム真上にある「時空(とき)の広場」は待ち合わせ場所として親しまれています。
そんな大阪駅に3月18日から「うめきたエリア」の新ホームが開業しました。
これまで関空特急「はるか」や南紀特急「くろしお」は下りの場合、新大阪を過ぎて淀川を渡ると貨物線に入り、大阪駅を通ることなく環状線の福島あたりで合流。内回り線を通って天王寺方面に出ていました。それが、うめきたエリアを通る新線が完成したことで大阪駅の新ホームに停車するようになったのです。これにより大阪駅から関西空港までは47分(※20分短縮)、和歌山まで57分(※33分短縮)と大幅に所要時間が短縮され、利便性が増したのです。(※=昼間時間帯の平均・直通列車での比較)
今回はそんな大阪駅(うめきたエリア)地下ホームの全貌を探ってきました。
従来のホームは1~11番までありますが、それらのホームの最も西側(神戸寄り)に連絡通路ができています。まずエスカレーターで下に降り、広々とした地下通路を南に歩きます。このあと下り1回、上り1回で、うめきたエリアのコンコースに到着。ここからまたエスカレーターで降りて、やっとホームに到着します。従来ホームからの乗り換え時間は約5分でした。
新エリアは2面4線で21~24番ホームがあるのですが、21番線は下りの特急はるか・くろしおの乗車専用ホーム。ここに注目の「フルスクリーンホームドア」が設置されています。どんな列車の扉位置や数にも対応できるという世界初の優れもので、多くの人がカメラを構えていました。
22~23番は大阪駅発着となった、おおさか東線。24番は上り新大阪・京都方面への「はるか」「くろしお」のホームになりますが、こちらにフルスクリーンホームドアは設置されていません。