シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。4月9日の放送では、前週に引き続きゲスト出演した丸岡いずみさんがMCを務め、川嶋あいがゲストとして登場。さらに、作曲家の菅原直洋さんも登場し「I WiSH」そろっての出演となりました。
幼いころから音楽教室に通い、当時は演歌歌手を目指していたという川嶋。2001年に上京し、翌年2002年2月には東京都・四谷での路上ライブを開始。その後、自主制作CD500枚の手売りや渋谷公会堂でのワンマンライブを実現し、2005年には路上ライブ1000回を達成しました。その後もシンガーソングライターとして活動を続け、2023年で歌手デビュー20周年を迎えました。歌手生活の一方、私財を投じてエチオピアの児童養護施設建設、西アフリカ・カンボジアの学校建設を支援。東日本大震災の際には避難所を訪れ、卒業を迎える学生たちとともに『旅立ちの日に…』の歌唱と記念品の贈呈を行いました。
大学在学中に川嶋とI WiSHを結成した菅原さん。同年に『明日への扉』が恋愛バラエティー番組『あいのり』(フジテレビ系)の主題歌に採用され、大ヒットを記録。その後、2005年にリリースされたアルバム『WISH』をもって同グループは解散。以降はサウンドディレクターとして川嶋を支えながら、作曲家、編曲家として活動しています。
路上ライブをしているときに声をかけられたことが菅原さんとの出会いだったと川嶋。その後、音楽活動を行っていくなかでテレビ番組『あいのり』の主題歌の話が持ち上がったものの、当時は路上ライブ1000回を目指している真っ只中。「本名の川嶋あいとして主題歌をリリースしたら、その後、路上ライブができなくなってしまうのでは」という思いから、まったく別のユニットとして楽曲をリリースしようと菅原さんに声をかけたのがI WiSH結成のきっかけだったと明かしました。
これまでの人生でのつらかった経験について尋ねられると、高校時代の出来事を振り返った菅原さん。在学中に応募したコンテストでグランプリを受賞したことをきっかけに音楽制作に没頭したものの、その後、自信作が酷評されるなど「作っても作っても、形になっても形にならないみたいな、苦しい時期が続いた」とコメントしました。
『あいのり』の主題歌を務めることになったが、「最初は実感が湧かなかった」と口をそろえた2人。川嶋は、当時の感覚をバーチャル的だったと明かしながらも「私のなかでは『明日への扉』はかけがえのない歌」とひと言。菅原さんも「(自分たちにとっても)始まりの曲になるので、相当思い入れのある曲」とうなずき、楽曲への思いを言葉にしました。
現在、悩みを抱えている人たちに向けて、2人はそれぞれこのようなメッセージを贈りました。
「当時を思い出すとすごく無我夢中だったけど、やり続けたから20周年を迎えることができました。なかなか形にならないことだったり、うまくいかないことも多いと思うんですが、2年、3年、10年……、やり続けることが重要なのかな。そのなかできっかけや出会いがあって形になる、というのを経験してきたので、そのことをお伝えできれば」(菅原さん)
「ここぞというときに出す勇気や一歩は、人生のなかで絶対に必要だと思うんです。その先に自分の目指す場所や夢があるんだったら、どんなに小さくても小さすぎることはないと思うので、最初の一歩・勇気は必要だと思います。人に甘えたり頼るときの最初の一歩と、自分の夢を叶えるための一歩をぜひ忘れないでいただきたいですね」(川嶋)
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『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】
先週はなんと、川嶋あいさんがゲスト出演!丸岡いずみさんにMCを務めて頂き大感動の放送回でした! 今週もMCを丸岡さん、ゲストに川嶋さん、そして菅原さん、I WiSH(アイウイッシュ)のお二人をゲストにお迎えします! 音楽、人生、夢・・トークは尽きませんでした!是非、お聴きください! pic.twitter.com/7MfeHYQfsM
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) April 17, 2023