明石市長選挙、圧勝の丸谷聡子氏「火中の栗、だから拾った」泉房穂市長の後継として「市民のため、命捧げる」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石市長選挙、圧勝の丸谷聡子氏「火中の栗、だから拾った」泉房穂市長の後継として「市民のため、命捧げる」

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 2023年・統一地方選挙の後半戦のうち、全国的に注目された兵庫県明石市長選挙は23日投開票され、2023年4月末までの任期いっぱいで退任する泉房穂市長(59)が後継指名し、泉市長が立ち上げた政治団体「明石市民の会」が擁立した無所属の元同市議、丸谷聡子氏(59)が初当選した。

当選確実の一報を受け、泉房穂市長とともに万歳する丸谷聡子氏<2023年4月23日 午後8時6分撮影>

 立候補したのは、いずれも無所属の新人3人。元市議の丸谷氏と、西村康稔経済産業相(60)らが擁立し自民、公明両党が推薦した元市議の林健太氏(40)、元兵庫県加西市長の中川暢三氏(67)との争いとなった。3月9日に投開票された兵庫県議選・明石市選挙区では、泉氏が「明石市民の会」として擁立した新人候補(無所属)がトップ当選し、「明石市民の会」の人気の高さを示した。今回の市長選は、その勢いのまま、丸谷氏が2位の林氏に2倍以上の差をつける圧勝となった。

選挙戦初日、出陣式で<2023年4月16日午前 明石市大明石町>
「子どもを軸とした街づくり」の継続を訴えた

 丸谷氏は元市議・林健太氏(40・自民、公明推薦)、元兵庫県加西市長・中川暢三氏(67)らいずれも無所属新人どうしの争いを制した。投票率は48.80%で、2019年の泉市長の暴言問題による辞職で行われた出直し市長選を1.96ポイント上回った。

 23日午後8時、当選確実の一報を聞き、丸谷氏は「市民の皆さんが『泉市政の継承を』という思いを私に託して下さった」と述べた。

 泉市長も同席し、「これまで市民の皆さんとともに明石の街をつくってきた。特定政党や団体に依拠することなく、市民自らが明石の街をつくる、そこに尽きる」と話した。

 今後の市政運営について丸谷氏は、「今までの方向性は踏まえつつ、やり方を変える必要はある。丁寧に市民、職員、議員の皆さんの意見を聞きながら『対話をする』。そうした中で丁寧に議論を進め、明石の街をもっともっと優しくしていきたい」との方向性を示した。

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