大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)に参加する中華人民共和国のパビリオンは、竹をふんだんに使い、外壁を中国の伝統的な書道の「巻物」や「書簡」をモチーフにする。
出展責任者を務める張慎峰・中国国際貿易促進委員会副会長が27日、日本国際博覧会協会(大阪市住之江区・大阪府咲州庁舎内)を訪問し、パビリオン出展に向けた公式参加契約に調印し、公表した。
パビリオンのテーマは「人類と自然生命共同体の構築」「グリーン発展の未来社会」。
張氏は調印後の会見で、「『 自然から生まれ、自然と共存する 』理念をアピールし、 中華文明の自然から生まれた調和の取れたものにしたい 」と話した。
張氏はまた、日中関係における大阪について、「歴史的に文化交流が進んだ重要な都市」と評し、「関西と友好関係にある中国の都市で、(大阪・関西万博に)関連するイベントを開催したい」と語った。
張氏ともに調印した日本国際博覧会協会・石毛博行事務総長は中国のパビリオンについて、「“巻物”というモチーフが中国らしくて素晴らしい。会場中心部に建設される、木造の※大屋根(リング)と見事に調和するだろう」と話した。