「新田塚」出ると一級河川・九頭竜川を渡ります。全長331メートルのトラス橋を低床の路面電車が時速60kmほどで走り抜ける姿は、まさに日本の珍風景です。
福井市内最後の駅「鷲塚針原」。味わいある駅舎は登録有形文化財になっています。向かい側のホームには、この駅発のえちぜん鉄道L形電車「ki-bo」が停まっていました。1日3往復しかないので、とてもラッキーな出会いです。2連接の車両は「田原町」から福井鉄道に乗り入れ、「急行たけふ新」行きとして運行。車内は黄色とグレーでクロスシート中心のスタイリッシュなデザインが特長的です。ちなみに、福井鉄道もこの「鷲塚針原」まで3連接の超低床車「フクラム」が乗り入れています。
「あわら湯の街」はまさに芦原温泉の玄関口。田園の中にたたずむ旅館街は各自が良質の自家泉源をもっています。そして温泉街から少し離れたところにあるJR芦原温泉駅にも、新幹線の駅舎がすでに完成していました。
「三国」は北前船の寄港地として栄えた街。駅の海側にある「きたまえ通り」には、かつて栄えた面影がしっかりと残っています。
ねじりまんぽといわれる工法でつくられた眼鏡橋をくぐると、終点「三国港」。福井から25キロメートル・所要時間約50分で到着です。この駅から足を伸ばせば、夕陽が美しい三国サンセットビーチ。1キロメートルにわたって断崖絶壁が続く東尋坊や越前松島水族館につながります。
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