令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に移行され、外出におけるピリピリしたムードも緩和されつつあるのではないだろうか。コロナ禍で思いきり遊ぶことができず、さぞや退屈な日々を子どもたちは送っていたことだろう。そのためか、最近では近場で家族のふれあいが楽しめるスポットを探すパパ・ママたちが増えているという。
そういった人々の気持ちを汲み取りカタチにしたのが「まきばの館」。岡山県の中央部、美咲町にある人気のレジャースポットだ。
4月29日にはリニューアルオープンしたということで、新型コロナの扱いの変化を見据えた展開などついて施設の担当者に話を聞いた。
「リニューアルテーマは『体験型』です。当館が建つ公園は“畜産への親しみ”を持ってもらおうと1991年に岡山県が設置したもの。そのため加工体験イベントには力を入れています。今回のリニューアルではさまざまな経験ができる専用ルームが新たに加わり、アイスクリームやソーセージ作りも可能になりました」(まきばの館)
改装されたウッドデッキでは、自然豊かな園内を眺めながら、A5ランクのおかやま和牛を味わうバーベキューを楽しむこともできるのだとか。
ゴールデンウィークは、久しぶりのアクティビティを楽しもうとするファミリーをはじめ、多くの人が訪れたという。
担当者は、「地元の方には『きれいになったね』とお声をかけていただきました。なによりも、大きな笑い声をあげて遊ぶ子どもたちの満面の笑顔が印象的でしたね! 特製ソフトクリームや県の畜産物を使ったメニュー、テラスでのバーベキューなど、遊ぶだけでなく“食”にもこだわりました。記憶に残る“体験”をこれからも提供し続けたいです」と、ポストコロナに向けた意気込みを語った。