「SNSでの脅迫、攻撃は警察に相談を」 元警視庁官僚が唱える“危機管理”の重要性 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「SNSでの脅迫、攻撃は警察に相談を」 元警視庁官僚が唱える“危機管理”の重要性

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 東京都知事選に係る業務にあたっていた際にスマホカメラを向けられたそうで、「施設内なので(撮影は)ご遠慮願います」と案内をしながら、映像を切り取られないようにしゃべり続けていたという。「『俺は悪いことをしていない。これ(映像)が出ても釈明できる』と思いながらも、その日はずっとネット検索をしていた(笑)。気が弱くなっちゃって」と当時のリアルな心境を明かした。

 切り取られた映像は真偽に関係なく拡散され、炎上する。それは影響力を持つ著名人に限らず、一般人であってもだ。この社会問題についてはパーソナリティの田中も共感し、「切り取ってニュースにされてしまうので、もうテレビに出たがらない人もいる。特に情報番組や生放送」とメディア業界の現状にも触れた。

「困っている人をひとりでも多く助けたい」という思いは警察官時代から変わらない。「“適法な手段であれば何でも使う”というスタンスで、助けたいと思った人を助けることをビジネスにしている」と語る屋久さん。「何かあってからよりも、そうならないように事前に取り組む方が時間的にもコスト的にも絶対に抑えられるはず」と断言した。

 危機管理コンサルティングの営業は一筋縄ではいかない。「普通のコンサルの場合は『自分が入ればこれだけの利益をあげられますよ』とわかりやすく提示できるんですけど、僕はマイナスを減らす話だから。トータルとしてはプラスなんだけど、マイナスを減らす話ってなかなか営業しづらくて……」と率直な思いを吐露した屋久さん。「一方で“保険”と割り切って付き合ってくださっている方も多い」と感謝と喜びを口にした。

 まだまだ話し足りない様子の屋久さん。番組エンディングでは「尾行や逮捕にまつわる話、取り調べ室のカツ丼とかコーヒーとか……。そういうネタも用意してきたんだけど、全然使わなかった(笑)」と、サービス精神とユーモアにあふれた一面を見せた。

株式会社Y's LAB(ワイズラボ)代表取締役の屋久哲夫さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年4月1日放送回より


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『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558kHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める。


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