何が違う? 電車の吊り革の持ち手 丸と三角 使い分けの理由を鉄道運営会社が明かす | ラジトピ ラジオ関西トピックス

何が違う? 電車の吊り革の持ち手 丸と三角 使い分けの理由を鉄道運営会社が明かす

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【三角型】穴が電車の進行方向を向く。したがって握る際に手の甲は外側に向き、脇が閉まる。1人あたりのスペースはほぼ体の幅ですむため省スペースになる。

穴が進行方向を向くため、掴んだときに肘が隣の人に干渉しにくい三角型

 1981年に開通した南港ポートタウン線では、他の線で使用していたものよりも小型の車両を導入。以降、1990年開通の長堀鶴見緑地線、2006年開通の今里線でも小型車両が採用されている。同社によると小型車両を使用する3線では「乗客が少しでも快適に過ごせるように」という配慮から省スペースが叶う三角型の吊り革が使われているとのことだ。ただし、小型車両だけではなく今年6月に運行開始となる中央線の新車両や優先座席付近の吊り革にも三角型が採用される場合があるそうだ。

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 同じ用途でも、吊り革には形によって目的やメリット・デメリットの違いがあることが分かった。他にもそのようなものがないか探してみるのも面白いかもしれない。

(取材・文=村川千晶 / 放送作家)

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