今回の運航にあたり、洲本市企画課は「さらに洲本市を知って楽しんでもらえるよう、体験コンテンツなどをホームページにも掲載している。この航路を活用して淡路島・洲本市を存分に楽しんでほしい。また、淡路島・洲本市を観光した後、大阪南部や和歌山へも短時間で移動できるので、 これまでにない旅行を満喫してほしい」と話している。
■「まちの魅力発信ツールに」岬町
移住・定住を促進する岬町では、まちの魅力や知名度の向上に一定の効果があったが、航路が廃止された影響は大きく、衰退した港周辺の商業への効果は十分でなかったという。こうしたことから、昨年度(2022年度)から地元の商工・観光事業者と連携した観光体験プランを打ち、地域での消費につなげる取り組みを進めてきた。
今後は「航路と地域の関係性を深め、ライナーを単なる交通手段としてだけでなく、まちの魅力を発信するツールとしても活用の幅を広げていきたい。航路の復活によって生まれる人の流れを、地域経済の発展に結び付けられるよう地域との関係性を築きたい」と話す。
《深日洲本ライナー》
【運航期間】2023(令和5)年 5月3日(水・祝)~ 11月5日(日)
※土曜・日曜・祝日限定運航 ※お盆期間(8/11~8/16)は平日(8/14、15)も運航
【運航便数】1日4往復(合計8便)
【所要時間】 片道55分
【定員】68名
【自転車積載数】最大31台
【料金(片道)】 大人(中学生以上)1,500 円、小人(小学生)500 円、小学生未満無料、スポーツサイクル 300 円
※現金またはpaypayで支払い可能
【インターネット予約】https://fuke-sumotoliner.com/
【電話予約】深日港発券所(深日港観光案内所「さんぽるた」) 南海多奈川線「深日港駅」下車すぐ
072-447-6202 営業時間:9:30~16:30 ※月曜日定休