誕生日当日に現役引退を発表したときの思いについて、「足がよくないのもあった」と語った武仲選手は、近年、控え組の一員としての自らの立ち位置についても悩んでいたこともラジオのなかで明かしていた。
番組にはファン・サポーターから「12年間現役生活おつかれさまでした。第2の人生でも活躍を」「引退しているスピーチぐっとくるものがあった。努力を重ねてレギュラーの座を勝ち取ったのがうれしかった」など、武仲選手へのメッセージも多数寄せられた。
なかでも、「今までで一番感動した試合はパナソニックスタジアム吹田での2018年12月19日の皇后杯準決勝、ジェフユナイテッド千葉レディース戦。そのときのスーパー横っとびセーブ、今でもダイジェスト映像でみていますが、キレッキレで、記憶に残るプレーでした」というサポーターからのメッセージには、武仲選手も「この試合、自分もめちゃくちゃ覚えています!」と笑顔で反応。「後で映像をみたら、ジェフの選手がゴールが入ったと感じて喜んでいる人が2~3人いたが、それを止めたのが気持ちよくて、めっちゃ印象に残っています。この試合を覚えてくれているのがめっちゃうれしいです!」と、延長戦にもつれた激戦で無失点に抑えた一戦を懐かしんでいた。
番組の最後に、「12年という長い間だったんですが、(INAC神戸に)入ったときから考えると、長い間いることがすごい奇跡だなと思っています。本当にこのチームにめっちゃ感謝していますし、サポーターの方にもたくさん背中をおしていただいたので感謝しています。12年間、ありがとうございました!」と、オンエアを通してファン・サポーター・リスナーに思いを伝えていた、武仲選手。30分の生放送では、小学生時代に「エスコートキッズで一緒に手をつないで入ったことがある」という元なでしこジャパンDF川上直子氏(『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティー)から「現役生活おつかれさま」と労をねぎらわれ、終始にこやかな表情を見せていた。