一方、ピッチ内での熱さを前面に出したプレースタイルも、未月選手のよさの1つ。「メンタリティー的な部分も、相手に対して自分が劣っているとか試合中に考えはしませんし、練習中もそう。負けず嫌いな気持ち、負けん気の強さでも負けたくないなと思います」と、熱さの源についてもオンエアで話していました。
サポーターボイスでは「はっきりしていて、上の人にもしっかりモノを言うところが大好き!」という意見も。これには苦笑しつつも、「自分の性格上、(誰かという)人は関係なく、自分の思ったことを伝えます。反発があって何か大ごとになるわけではないと思っていますし、ベンチ(やロッカールーム)に帰ってから(サポーターの)見えないところでは冷静になって話し合いをして解決しています」と説明。「(プレーの)その場では熱くなってしまっていますが、そういう感情をもってプレーするのは僕のよさでもあるので、何か変えようという気持ちにはなってないです。ただ、相手の話をしっかり聞くことは重要視しています」と述べていました。
別のサポーターからの「試合で大事にしていることは何ですか?」という質問には、「緊張感を常に持っておくこと」と答えた未月選手。「緊張していない状態だと地に足がついていなくて、呼吸があまり整っていないという感覚が自分のなかにあるので……。呼吸を整えるためにも、緊張感があるほうが僕はいいなと思っていますし、それを感じ取ることを僕は大事にしています」と、ほどよいプレッシャーが好パフォーマンスを導いていることも明かしました。
そして、サッカーキッズの親からは「子どもがクラブチームにいって、学年に人数が多く、ケガ明けでコンディションが戻ってもメンバーに入れない。齊藤未月選手がメンバー外になったときどのようにがんばっていたか」というメールメッセージも。この質問にも快く応じた未月選手は、「メンバー外でも気持ちを落とさないこと。チャンスが来ないわけではないし、そのチャンスを逃さないよう準備をしておくことがすごく重要」と、準備の大切さを伝授。「常にアンテナを張っておくというわけではないですが、監督や味方の言葉を(しっかり)聞くことを僕自身も心掛けています」という自らの経験も語りつつ、「小さい(幼い)とちょっと難しいかもしれないですが、がむしゃらにするのがいい準備になるのかなと思います」とエールを送っていました。
(※1)情報提供:(C)JSTATS
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』2023年5月22日放送回より