園城寺(三井寺・滋賀県大津市)の秘仏・黄不動を写したもので、 不動明王は大きく目を見開いて、宝剣を持ち、たくましい骨格で描かれている。
特別公開では、修復期間中に愛知県立芸術大学が4年がかりで模写した黄不動も並べて展示され、見比べることができる。「国宝・黄不動明王像」はこれまで京都国立博物館で保存、今回“里帰り”となるが、劣化や剥落を防ぐために、今後は秘仏になるため、これが最後の一般公開となるという。
※【京都五ケ室門跡】妙法院門跡(三十三間堂)・三千院門跡・青蓮院門跡・曼殊院門跡・毘沙門堂門跡
門跡寺院とは門主(住職)が皇室、あるいは摂関家によって受け継がれてきた寺院。