ーー姫路港でのCNP形成は地元企業にどう影響するのか。
【水田社長】単に水素をタンカーからパイプラインで陸揚げして一時貯蔵、転送するだけでは面白みがない。水素を使った発電や都市ガスの供給、新製品・新技術の研究開発や生産など、新しい商機が生まれるだろう。ただし、商機を掴むためには今できる準備を怠らないこと。将来は全国各地でCNPが増える。先行して技術を高めておくことで、さらに商機が拡大するはず。
ーー自社としては、どう対応していくのか。
【水田社長】水素への転換はまさにエネルギー革命。大きな投資を伴い、事業領域の縮小の怖さもあるが、基本的に物流業務がなくなることはないだろう。姫路港から西日本各地への二次輸送も考えられる。当社としても前向きに商機ととらえ、水素の物流業務の一翼を担えることを目指していきたい。情報をいち早くキャッチして精査・分析していくことが大事だ。私は2050年にはもう経営に携わっていないだろうが、会社が生き残っていられるように道筋はつけておきたい。
(取材・文=播磨時報社)
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◾️飾磨海運株式会社
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