夏こそ『酵素風呂』 神戸・西区に農家が倉庫・肥料を活用した施設 インフルエンサーも“温活”実感 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

夏こそ『酵素風呂』 神戸・西区に農家が倉庫・肥料を活用した施設 インフルエンサーも“温活”実感

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 皆さんは「酵素風呂」をご存知でしょうか? お湯に浸かるのではなく、米ぬかなどを発酵させた栄養たっぷりの肥料の中に寝転び、砂風呂のように“入浴”します。温度はおよそ60度と少し高めです。

 最近、“温活”に力を入れているという兵庫・神戸のインスタグラマー・ウラリエさんも、酵素風呂に注目しているのだとか。汗をかきづらい体質だそうで、色々と試した結果、神戸市内で酵素風呂に出会ったとのこと。20~30分も経つとじわっと体じゅうから汗が……。しかし不快感はなく、今にも眠れそうなくらいに心地良いと話します。

 神戸市西区には、農家が経営する酵素風呂があります。「森の農園 酵素風呂」のオーナー・森野さんに、酵素風呂ならではの効能や開業のきっかけなどを聞きました。

■健康の基本をお手伝い

 農園内にある倉庫をのぞくと、肥料が床一面に敷き詰められています。酵素風呂の99%は米ぬか、残りの1%はコーヒー豆や海藻、蟹殻などで構成されているそうです。

一見普通の倉庫に見えますが......
「酵素風呂」一面に敷き詰められた栄養たっぷりの肥料(提供:森野農園)

 入る際は、Tシャツや短パン(男性の場合はトランクスでも可)に着替えます。中に寝転ぶと、徐々に体内細菌が活性化し、血流や腸の動きが良くなるのだとか。森野さんによると、そのことで睡眠の質が上がり、食欲がアップするといいます。また、便通も良くなり「快眠・快食・快便」の実現が期待できるのだと話しました。

砂風呂のように上から肥料をかけます(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
見た目以上にポカポカだそう(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)
見た目以上にポカポカだそう(画像:Instagramウラリエ/神戸@urarie83)

 入浴後は備え付けのシャワーを浴び、ぬかを落とします。しっかり体の中から温められるため、ウラリエさんは「入浴後も体のポカポカがずっと続く!」と驚いたそう。

■花粉症の改善が開業のきっかけに

 元々は花粉症がひどかった語る森野さん。かかりつけ医の勧めで三木市の酵素風呂に入ってみたところ、翌年すっかり良くなるという変化を経験したのだとか。そこで「もっとたくさんの人に体験してもらうため、神戸にも」と考えたのがオープンのきっかけになりました。森野さんの妻も、妊娠していた頃、温めることが大事と聞いて酵素風呂によく入っていたそう。その後、子どもたちは元気に生まれ、今も健康に過ごしているといいます(※1)。

 同施設には、月に1回のペースで通う人から週2回の頻度で通う常連客も。「健康になるお手伝いをしてもらいにきた」と病院の医師も訪れるとのこと。料金を相場よりリーズナブルに設定しているのは、多くの人に体験してほしいとの思いからだそうです。

 気温は上昇するものの、冷房や冷たい食べ物などで体を冷やしやすいこれからの季節。温活につながる酵素風呂が注目を浴びるかもしれません。

※1 個人の経験談です。妊娠・出産への効果効能を保証するものではありません。とくに、妊娠中の方は必ず医師と相談のうえ判断してください。

※ラジオ関西『Clip火曜日』2023年5月30日放送回より
 
(取材・文=みねほのか)

「森の農園 酵素風呂」
料金:初回1500円、2回目以降は2200円(いずれも税込み)

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