お土産を購入する際、気になるのが賞味期限や包装。賞味期限は短いと渡すまでに切れてしまうし、会社や仲間に配るには個包装が理想的。そんな中で今回松本さんがチョイスしたのは、パリの老舗パン店「ポワラーヌ」のサブレだ。
ポワラーヌは1932年から続く店で、松本さんいわく「日本でお菓子屋さんやパン屋さんを営んでいる人がフランスへ行ったなら、行かない人はいないほど」とのこと。
しかしパンは日本まで持ち帰りにくく、同店のサブレをお土産として購入する人が多いのだそう。材料は小麦粉、砂糖、卵、バターだけ。もちろん添加物は入っていない。
ところがこのサブレ。個包装ではない上に乾燥剤も封入されていない。それでいて、賞味期間は3か月程度と長期に設定されている。その理由が「湿度が低く空気が乾燥していること」なのだと松本さんはいう。ちなみに乾燥のレベルは「フランスパンをそのまま置いておくと、翌日にはかじれないくらい“カキカキ”になる(笑)」(松本さん)ほど。
シンプルなサブレは、パリでは袋にガサッと入れて売られているのだとか。番組パーソナリティのウラリエ(兵庫・神戸を拠点に活躍するインスタグラマー)が驚いたのが、ムラのある焼き色。味が違うのかと考えてしまうほどまちまちだが、松本さんは、フランスではそのあたり大らかなのだと説明した。
松本さん曰く「パック入りができて、さらにちっちゃいパック(最小8枚程度入り)もお目見えしていました。会社で配るのにもいいのでは?」とのこと。パリの暮らしに溶け込んだスイーツこそ、日本人には魅力的なお土産になるのかもしれない。
※ラジオ関西『Clip』2023年6月20日放送回より