美容院や理容室で髪の毛を切ったあと、最後の最後に鏡で後ろ姿を写して「どうですか?」と聞かれることがありますよね。私の気が弱いからなのか、正直な気持ちってなんとも言いづらいんです……。
皆さんはちゃんと伝えてはるんでしょうか?
そんなメッセージが『バズろぅ!』調査委員宛に届いたので、早速お店から出てきた人たちに直撃インタビューしてきました。
「『どうですか?』と聞かれたんですけど、少し短すぎて。でも、『切りすぎたから髪の毛を元に戻して』と言っても取り返しはつかないし……。見てください。後ろ短すぎません?」
「僕に言わんと美容師さんに言ったらええですやん」と伝えてみたのですが、「そんなことを言って気を悪くしはったら、次行きにくいやん」とひと言。やはり、心の内は言いづらい様子。
さらに調査を続けると、なんと約半数が「正直に言えない」という結果に。理由は以下の通りでした。
・笑顔で「どうですか?」と聞かれると、ケチをつけられない。
・後ろだからしかたないと諦めている。
・ほぼ仕上がった状態で見せられても答えようがない。
・次の人が順番待ちをしているから言いづらい。
・短くても、がまんしていたら伸びるから諦めている。
調査結果を美容師さんにも伝えたのですが、大半の美容師さんからは「そんなん言ってくださいよ〜」との声。さらに、このように話してくださいました。
「正直、こちらは技術に自信を持っていますから、全体のバランスを見て長さを判断して切っています。後ろももちろんです。ですから、間違いないはずなんですけどね。もしもお客さんの思うままの長さにすると、違う角度からだとバランスが悪く見えたり、スタイリングがしづらかったりします。それから、すぐにもとのクセが出てきたりします」
美容師さんの言葉を聞いたうえで考えてみたのですが、髪を切った直後の自分の姿って、今までと違うぶん違和感を覚えやすいんでしょうね。特に普段見ることのない後ろ姿は勝手なイメージを抱いている可能性も高く、そのせいか、より厳しく判断しちゃうのかもしれません。