昭和歌謡はダンスミュージック? ポップスの流行を左右した“ニューリズム”とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和歌謡はダンスミュージック? ポップスの流行を左右した“ニューリズム”とは

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【橋本】 見事にロックと演歌を足して2で割った感じですね(笑)。

【中将】 もともと、「潮来笠」(1960)を歌ってた人だからね(笑)。橋さんがデビューして以来、作曲を担当していた吉田正さんは、1961年にヨーロッパ、1962年にアメリカを視察して、日本にもサーフィンミュージックやエレキサウンドが普及すると直感。「恋をするなら」以降も橋さんにこういうテイストの楽曲を歌わせて「リズム歌謡」と呼ばれるムーブメントを起こしています。

【橋本】 先見の明があったわけですね。

【中将】 当時は演歌業界の人もすごく流行に敏感でいろいろ研究してたんだよね。最近はちょっとアレな感じの人が多いですが……。

 さて、最後にご紹介するのは意外なニューリズムです。ザ・タイガースで「シーサイド・バウンド」(1967)。

【橋本】 これがさっきお話されていた「バウンド」なんですね!

【中将】 その通り。沢田研二さんらザ・タイガースのセカンドシングルで大ヒットになったこの曲も、実はニューリズムだったんです。当時の新譜案内のフライヤーには「ザ・タイガースの新盤でバウンドを踊ろう!」って書かれていますし、レコードにもバウンドの踊り方のレジュメが同封されていました。

【橋本】 昔、アイドルのCDを買ったら振り付けのダンスビデオが付いてきて私も踊っていましたが、そういう文化がもっと昔からあったということですね!

【中将】 1970年代以降、ニューリズムという概念は下火になっていきますが、それでもパラパラとかが何度もブームになってるし、日本人はつくづくダンスやダンスミュージックが好きなんだなと思います。

【橋本】 なるほど……最近もTikTokでダンスが流行っていますが、こういう文化は昔からずっと続いているものなんだということがよくわかりました!

ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』収録風景

※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』2023年7月14日放送回より


◆中将タカノリ・橋本菜津美からのメッセージ
「7月15日、番組でもよく紹介している原田真二さんが大阪で『昭和ジェネレーションパラダイスプレゼンツ Vol.3+』というイベントに出演します。もしかすると今後……ということもあるかもしれないので、ご興味ある方はぜひチェックしてください。」

昭和ジェネレーションパラダイスプレゼンツ Vol.3+

『昭和ジェネレーションパラダイスプレゼンツ Vol.3+』
・日程 2023年7月15日(土)
・会場 Banquet House(大阪府大阪市北区西天満3丁目1−13)

・概要
☆A(15:30公演) トークイベント
原田真二(Vo.Gt.Key)、原田真二研究家 : 竹部吉晃 / 野口徹
料金 7,500円 ※1ドリンク別途500円

☆B(19:30公演) ライブ
原田真二(Vo.Gt.Key)
スペシャルゲスト・ヒサ絵
料金 7,500円 ※1ドリンク別途500円

・チケット
【公式HP】
【イープラス】
(※ともに7月14日まで受付)
(※7月15日当日の連絡は、hisae.goyoyaku@gmail.com まで)


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中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2023/07/14/金 20:30-21:00

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