京都の夏の風物詩・祇園祭で、17日の前祭(さきまつり)の宵山が14日に始まった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、山鉾巡行は昨年(2022年)復活したが、懸装品を公開したり、山鉾内の搭乗や見学を行わなかった。しかし今年は制限がなくなり、4年ぶりにほぼ完全な形に戻した。
京都の中心部、烏丸通や四条通界隈では、16日まで山に前につるされた駒形提灯に灯りがともり、祇園囃子が「コンチキチン」と鳴り響いている。
17日、前祭の山鉾巡行には「長刀鉾(なぎなたぼこ)」、「函谷鉾(かんこぼこ)」、「菊水鉾(きくすいぼこ)」「郭巨山(かっきょやま)」など、23基が参加して京の夏を彩る。