祇園祭 水への祈りを 神泉苑・八坂神社 厳かに「神仏習合」儀礼 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

祇園祭 水への祈りを 神泉苑・八坂神社 厳かに「神仏習合」儀礼

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 祇園祭発祥の地「神泉苑」(京都市中京区・東寺真言宗寺院)で14日、八坂神社(同東山区)と合同で『御神水交換式』が営まれた。

神泉苑・八坂神社合同「御神水交換式」〈2023年7月14日 京都市中京区・神泉苑〉

 いわゆる「神仏習合」形式で執り行われた『御神水交換式』。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された祇園祭の最大行事・山鉾巡行が復活した昨年(2022年)、小規模で開催したが、今年は多くの人々が訪れた。

 この儀礼は、神泉苑の池の中にある善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)で執り行われた。

 青龍が鎮まる地とされる八坂神社本殿地下にある「龍穴(りゅうけつ)」から汲み上げた「青龍神水」と、神泉苑の閼伽(あか)水とが交換される。

 青龍神水は、神泉苑本殿脇の閼伽水の井戸に、閼伽水は八坂神社の龍穴へ注がれる。水を浄化し、疫病を鎮める祈りが込められている。

神泉苑 善女龍王殿・閼伽井(右)
善女龍王殿に奉納された青龍神水

 神泉苑は、弘法大師・空海が嵯峨天皇から賜った東寺(教王護国寺)の北方、平安京の碁盤の目に沿った直線上にあり、824(天長元)年に空海が祈雨修法(雨乞い)を行ったとされ、来年1200年を迎える。

 八坂神社は、1868(明治元)年の神仏分離令により八坂神社と改称するまで、感神院または祇園社と呼ばれていた。

 八坂神社の野村明義宮司は、「祇園祭は水への祈りから始まった。水によってあらゆるものを浄め、鎮護国家を願った。折しも空海が東寺を真言密教の道場としてから1200年の節目、祇園祭の意味合いをかみしめたい」と語った。

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